Oracle Grid Infrastructure 11gリリース2 (11.2)へのダウングレード
この手順を使用して、Oracle Grid Infrastructure 11gリリース2 (11.2)にダウングレードします。
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Oracle Grid Infrastructure 18c管理データベースを削除します。
$ dbca -silent -deleteDatabase -sourceDB -MGMTDB -
コマンド構文
Grid_home/crs/install/rootcrs.sh -downgradeを使用して、Oracle Grid Infrastructure 18cのリソースを停止し、スタックを停止します。Oracle Grid Infrastructureのインストール・ユーザーに対して書込み権限のあるディレクトリから、このコマンドを実行します。1つを除くすべてのクラスタ・ノード上で、ダウングレード・スクリプトを並行して実行できます。
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その他すべてのノードをダウングレードしてから、最後のノードをダウングレードします。
# /u01/app/18.0.0/grid/crs/install/rootcrs.sh -downgrade -
アクティブなOracle ClusterwareホームとしてOracle Grid Infrastructure 18c Gridホームを削除するには、次のステップを実行します。
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rootupgrade.shスクリプトが正常に実行されたクラスタ・メンバー・ノードのいずれかで、Oracle Grid Infrastructureインストール所有者としてログインします。 -
次のコマンドを使用してインストーラを起動します(
/u01/app/18.0.0/gridは新しい(アップグレードされた) Gridホームです)。
$ cd /u01/app/18.0.0/grid/oui/bin $ ./runInstaller -nowait -waitforcompletion -ignoreSysPrereqs -updateNodeList -silent CRS=false ORACLE_HOME=/u01/app/18.0.0/grid "CLUSTER_NODES=node1,node2,node3" -doNotUpdateNodeListGridホームが共有ホームの場合は、
-cfsオプションを追加します。 -
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アクティブなOracle ClusterwareホームとしてOracle Grid Infrastructure 11gリリース2 (11.2) Gridホームを設定するには、次のステップを実行します。
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rootupgradeスクリプトが正常に実行されたクラスタ・メンバー・ノードのいずれかで、Oracle Grid Infrastructureインストール所有者としてログインします。 -
次のコマンドを使用して、インストーラを開始します(ここで、
ORACLE_HOMEに指定するパスは、以前のOracle Clusterwareインストールのホーム・ディレクトリの場所です)。$ cd /u01/app/11.2.0/grid/oui/bin $ ./runInstaller -nowait -waitforcompletion -ignoreSysPrereqs -updateNodeList -silent CRS=true ORACLE_HOME=/u01/app/11.2.0/gridGridホームが共有ホームの場合は、
-cfsオプションを追加します。
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コマンド
crsctl start crsを使用して、以前のリリースのOracle ClusterwareホームからOracle Clusterwareスタックを手動で起動します。たとえば、前のリリースのホームが/u01/app/11.2.0/gridである場合は、各ノードで次のコマンドを使用します。/u01/app/11.2.0/grid/bin/crsctl start crs