OracleホームおよびOracleベース・ディレクトリの作成について

GridホームおよびOracleベース・ホーム・ディレクトリを各クラスタ・ノードで作成します。

Oracle Grid Infrastructureインストール所有者のログ・ファイルを別のOracleベースに分離できるようにし、Oracleベースのパスの下にGridホームが誤って配置されないようにするために、Oracle Grid InfrastructureのGridホームおよびOracleベース・ホームは手動で作成することをお薦めします(特に、クラスタ用Oracle Grid InfrastructureおよびOracle Databaseソフトウェア所有者が別の場合にお薦めします)。次に例を示します。

# mkdir -p /u01/app/18.0.0/grid
# mkdir -p /u01/app/grid
# mkdir -p /u01/app/oracle
# chown -R grid:oinstall /u01
# chown oracle:oinstall /u01/app/oracle
# chmod -R 775 /u01/

注意:

クラスタ用Oracle Grid Infrastructureバイナリをクラスタ・ファイル・システムに配置することはサポートされていません。

共有のOCFS2の場所にOracle RACホームをインストールする場合は、OCFS2を、書込み可能な共有mapsがサポートされているバージョン1.4.1以上にアップグレードする必要があります。

各クラスタ・メンバー・ノードで、Oracle Grid Infrastructureをローカルにインストールすることをお薦めします。共有Gridホームを使用すると、ローリング・アップグレードを実行できなくなり、クラスタの単一障害点となります。