特定のソフトウェア・パッチ・レベルにするためのOracle Grid Infrastructureへのパッチの適用

Oracle Grid Infrastructure 12cリリース1 (12.1)以上では、ローリング・パッチと呼ばれる新しいクラスタ状態が使用可能です。このモードは、この休止状態でOracle ASM操作が許可されるという点で、既存の「ローリング・アップグレード」モードに類似しています。

  1. 適用するパッチをMy Oracle Supportからダウンロードします。

    https://support.oracle.com

    「パッチと更新版」タブを選択してパッチを検索します。

    「推奨パッチ・アドバイザ」を選択して、ご使用のソフトウェアの製品グループ、リリースおよびプラットフォームを入力することをお薦めします。My Oracle Supportに、最新のパッチ・セット更新(PSU)と重要なパッチ更新(CPU)のリストが表示されます。

    /tmpなど、アクセス可能なディレクトリにパッチを配置します。

  2. ディレクトリをGridホーム内の/OPatchディレクトリに変更します。次に例を示します。

    $ cd /u01/app/18.0.0/grid/OPatch
    
  3. 適用するパッチについてパッチ・ドキュメントを確認し、パッチのアップグレードを開始する前に必要な手順をすべて完了します。

  4. パッチ・ドキュメントの手順に従って、パッチを適用します。次に例を示します。

    # ./opatch apply patch directory_location/patch_ID