Oracle Grid Infrastructureをアップグレードする前に完了する必要のあるチェック

Oracle Grid Infrastructureをアップグレードする前に、次の作業を行います。

  1. 各ノードで、クラスタ検証ユーティリティを使用して、インストール前のステップが完了していることを確認します。これは、サーバーの準備をするための修正スクリプトを生成することができます。また、インストーラでは、必要な前提条件をすべて満たしていることが確認されます。

    次の情報を含めて、インストール時に必要な情報がすべて揃っていることを確認します。

    • Oracle ClusterwareのOracleベースの場所。

    • 既存のOracle Clusterwareの場所とは異なる、Oracle Grid Infrastructureホームの場所。

    • SCAN名およびSCANアドレス、および他のネットワーク・アドレス。

    • 権限を付与されたユーザー・オペレーティング・システム・グループ。

    • インストール中にrootとしてスクリプトを実行するためのrootユーザー・アクセス。

  2. インストールを実行するインストール所有者に関しては、既存のインストールに対して環境変数が設定済の場合は、$ORACLE_HOMEおよび$ORACLE_SIDの設定を解除します。これらの環境設定がアップグレード中に使用されてしまうからです。たとえば、gridユーザーとして、ローカル・ノードで次のコマンドを実行します。

    bashシェルの場合:

    $ unset ORACLE_BASE
    $ unset ORACLE_HOME
    $ unset ORACLE_SID
    

    Cシェルの場合:

    $ unsetenv ORACLE_BASE
    $ unsetenv ORACLE_HOME
    $ unsetenv ORACLE_SID
    
  3. 環境変数にORA_CRS_HOMEを設定した場合は、Oracleサポートの指示に従ってから、インストールまたはアップグレードを開始する前にその設定を削除します。Oracleサポートから明示的に指示がないかぎり、ORA_CRS_HOMEを環境変数として使用しないでください。

  4. インストール・ユーザーのユーザー・プロファイル(たとえば.profileや.cshrc)に、これらの環境変数が設定されていないことを確認します。

  5. システムに既存のインストールがある場合で、同じユーザー・アカウントを使用してこのインストールを行う場合は、ORA_CRS_HOMEORACLE_HOMEORA_NLS10TNS_ADMIN、およびOracleソフトウェア・ホームに接続されているOracleインストール・ユーザーに設定されているその他の環境変数の設定を削除します。

  6. $ORACLE_HOME/binパスがPATH環境変数から削除されていることを確認します。