Oracle Grid Infrastructureのインストールまたはアップグレード後のパッチの適用

ローリング・モードでは、Oracle Grid Infrastructureデプロイメントにパッチを適用できます。このモードは、この休止状態でOracle ASM操作が許可されるという点で、既存の「ローリング・アップグレード」モードに類似しています。

  1. 適用するパッチをMy Oracle Supportからダウンロードします。

    https://support.oracle.com

    「パッチと更新版」タブを選択してパッチを検索します。

    「推奨パッチ・アドバイザ」を選択して、ご使用のソフトウェアの製品グループ、リリースおよびプラットフォームを入力することをお薦めします。My Oracle Supportに、最新のパッチ・セット更新(PSU)と重要なパッチ更新(CPU)のリストが表示されます。

    /tmpなど、アクセス可能なディレクトリにパッチを配置します。

  2. 適用するパッチについてパッチ・ドキュメントを確認し、パッチのアップグレードを開始する前に必要なステップをすべて完了します。

  3. rootユーザーとして、パッチ・ドキュメントの指示に従って最初のノードにパッチを適用します。

    # Grid_home/OPatch/opatchauto apply patch_directory_location/patch_ID

    最初のノードでパッチの適用が終了するまで、他のクラスタ・ノードへのパッチの適用を待機します。

  4. 適用するパッチについてパッチ・ドキュメントを確認し、パッチのアップグレードを開始する前に必要なステップをすべて完了します。

  5. 最後のクラスタ・ノードを除く他のすべてのクラスタ・ノードに一度に1つずつパッチを適用します。

    # Grid_home/OPatch/opatchauto apply patch_directory_location/patch_ID
  6. 最後のクラスタ・ノードにパッチを適用します。

    # Grid_home/OPatch/opatchauto apply patch_directory_location/patch_ID