以前のリリースからのOracle Grid Infrastructureのアップグレード
以前のリリースからOracle Grid Infrastructure (Oracle ClusterwareおよびOracle Automatic Storage Management)をアップグレードするには、この手順を実行します。
ノート:
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データベース記憶域にOracle ASMを使用する場合は、Oracle Grid Infrastructure 18cにアップグレードした後、
$ORACLE_HOME/network/admin/sqlnet.ora
ファイルからADR_BASE=/u01/app/grid
エントリを削除します。 -
アップグレードの最後に、Oracle Cluster Registry (OCR)のバックアップ場所を前のリリースのOracle Clusterwareホーム(CRSホーム)に手動で設定していた場合は、新しいOracle Grid Infrastructureホーム(Gridホーム)に変更する必要があります。OCRのバックアップ場所を手動で設定しなかった場合は、アップグレード中にバックアップ場所が変更されます。
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Oracle Clusterwareのアップグレードはアウトオブプレース・アップグレードなので、前のリリースのOracle Clusterwareホームを現在のリリースのOCRのバックアップ場所にすることはできません。以前のOracle Clusterwareホーム内のバックアップは削除できます。
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アップグレードするクラスタにOCR、OCRバックアップ、Oracle ASMパスワード、Oracle ASMパスワード・ファイルのバックアップ、グリッド・インフラストラクチャ管理リポジトリ(GIMR)を格納する単一のディスク・グループがある場合は、別のディスク・グループを作成するか、既存の異なるディスク・グループを使用して、OCRバックアップ、GIMRおよびOracle ASMパスワード・ファイルのバックをそのディスク・グループに格納することをお薦めします。