以前のリリースのGridホームのロック解除および削除

以前のリリースからアップグレードした後、以前のリリースのOracle Grid Infrastructureホームを削除する場合は、まず以前のリリースのGridホームの権限と所有権を変更する必要があります。

次の手順で、Oracle Grid Infrastructureインストールをロック解除します。

  1. rootとしてログインし、次のコマンド構文を使用して以前のリリースのGridホームの権限と所有権を変更します(oldGHは以前のリリースのGridホーム、swownerはOracle Grid Infrastructureのインストール所有者、oldGHParentは以前のリリースのGridホームの親ディレクトリです)。

    #chmod -R 755 oldGH
    #chown -R swowner oldGH
    #chown swowner oldGHParent

    次に例を示します。

    #chmod -R 755 /u01/app/12.2.0/grid
    #chown -R grid /u01/app/12.2.0/grid
    #chown grid /u01/app/12.2.0
    
  2. 以前のリリースのGridホームの権限と所有権を変更した後、Oracle Grid Infrastructureインストール所有者(前述の例ではgrid)としてログインし、以前のリリースのGridホーム(oldGH)の$ORACLE_HOME/deinstallディレクトリからdeinstallコマンドを使用します。

注意:

Oracleソフトウェアを削除するには、同じリリースからdeinstallコマンドを使用する必要があります。以前のリリースからOracleソフトウェアを削除するときは、それより新しいリリースからdeinstallコマンドを実行しないでください。たとえば、既存の12.2.0.1 OracleホームからOracleソフトウェアを削除する場合、18.0.0.0.0 Oracleホームからdeinstallコマンドを実行しないでください。