Oracle ACFSの制限事項とガイドライン
Oracle ACFSに関する次の一般的な制限事項とガイドラインに注意してください。
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Oracle Automatic Storage Management Cluster File System (Oracle ACFS)は、汎用のファイル・システムです。このシステムにはOracle DatabaseバイナリおよびOracle Databaseファイルは配置できますが、Oracle ACFSにはOracle Clusterwareファイルを配置できません。
ポリシー管理型Oracle Flex Clusterデータベースの場合、Oracle ACFSはハブ・ノードで実行できますが、リーフ・ノードでは実行できない点に注意してください。このため、Oracle RACバイナリをリーフ・ノードのOracle ACFSに配置することができません。
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Oracle Restartは、rootベースのOracle Clusterwareリソースをサポートしません。このため、Oracle Restart構成でOracle ACFSを実行する場合は、次の制限が適用されます。
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Oracle ACFSドライバは手動でロードおよびアンロードする必要があります。
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Oracle ASMインスタンスの起動後、Oracle ACFSファイル・システムを手動でマウントおよびマウント解除する必要があります。
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Oracle Restartでは、ファイル・システムにOracle Grid Infrastructureリソースを定義できません。このため、ACFSファイル・システムをデータベース・ホームまたはデータ・ファイルには使用できません。
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Oracle ACFSデータベース・ホーム・ファイル・システムはOracle ACFSマウント・レジストリに配置できません。Oracle Grid Infrastructure 12cリリース1において、マウント・レジストリは完全に削除されました。
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Oracle ClusterwareのバイナリおよびファイルをOracle ACFSに格納することはできません。
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Oracle Grid Infrastructure 12cリリース1 (12.1)から、クラスタ用にOracleデータ・ファイルをOracle ACFSファイル・システムに作成することがサポートされるようになりました。
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Oracle Databaseのバイナリ、データ・ファイルおよび管理ファイル(トレース・ファイルなど)をOracle ACFSに格納することができます。
親トピック: Oracle ACFSおよびOracle ADVM