12.5.1 Oracle削除オプションについて

deinstall.batコマンドによって、Oracleソフトウェアが停止し、オペレーティング・システム上のOracleソフトウェアおよび構成ファイルが削除されます。

deinstallコマンドは、インストール後にOracleホーム・ディレクトリから使用できます。これは、%ORACLE_HOME%\deinstallディレクトリに配置されます。

deinstallは、Oracleホームの情報と指定した情報を使用して、レスポンス・ファイルを作成します。-checkonlyオプションを使用して、deinstallコマンドの実行によって以前に生成されたレスポンス・ファイルを使用できます。レスポンス・ファイル・テンプレートの編集も可能です。

注意:

  • Oracleソフトウェアを削除するには、同じリリースのdeinstallコマンドを実行する必要があります。以前のリリースのOracleソフトウェアの削除には、それより新しいリリースのdeinstallコマンドは使用しないでください。たとえば、既存の11.2.0.4 OracleホームからOracleソフトウェアを削除する場合、18c Oracleホームからdeinstallコマンドを実行しないでください。

  • Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)以上では、Oracle RestartのOracle Grid Infrastructureホームのroothas.batスクリプトはroothas.plスクリプトに置き換わり、クラスタのOracle Grid InfrastructureのGridホームのrootcrs.batスクリプトはrootcrs.plスクリプトに置き換わります。

Oracleホーム内のソフトウェアが実行されていない場合(インストール失敗の後など)、deinstallでは構成を確認できないため、対話的に、またはレスポンス・ファイルですべての構成詳細を提供する必要があります。