9.9 レスポンス・ファイルを使用したソフトウェア・バイナリの構成

Oracle Grid Infrastructureソフトウェアをどのノードにインストールまたはコピーする場合でも、グリッド・セットアップ・ウィザード・ユーティリティ(gridSetup.bat)を使用して構成を後で行うことができます。

ノードにソフトウェアをインストールまたはコピーした後で構成を行うには、この手順を使用します。

  1. Oracle Grid InfrastructureのOracleインストール・ユーザー(たとえば、grid)として、Oracle Grid InfrastructureのソフトウェアのみのホームからOracle Grid Infrastructureのグリッド・セットアップ・ウィザード・モードでOracle Universal Installer (OUI)を起動します。次の構文を使用します。ここで、Grid_homeはOracle Grid Infrastructureホーム、およびfilenameはレスポンス・ファイル名です。
    Grid_home\gridSetup.bat [-debug] [-responseFile filename]

    次に例を示します。

    C:\> cd Grid_home
    C:\> gridSetup.bat -responseFile C:\app\18.0.0\grid\response\grid_setup.rsp

    構成スクリプトによってOUIがグリッド・セットアップ・ウィザード・モードで起動します。各ページには同じユーザー・インタフェースが表示され、OUIが通常実行するのと同じ妥当性チェックが実行されます。ただし、インストールを実行するのではなく、グリッド・セットアップ・ウィザード・モードで入力が検証され、すべてのクラスタ・ノードでインストールが構成されます。

    入力を完了すると、OUIにより「サマリー」ページが表示され、クラスタに指定したすべての入力がリストされます。

  2. サマリーにクラスタの正しい情報が表示されていることを確認し、「インストール」をクリックしてローカル・ノードの構成を開始します。
    ローカル・ノードの構成が完了すると、OUIによりOracle Grid Infrastructure構成ファイルが他のクラスタ・メンバー・ノードにコピーされます。
  3. OUIはクラスタ構成ステータスを確認して、必要に応じて他の構成ツールを起動します。

関連項目: