4.4.4.4 GNSクライアント・データ・ファイルの作成および使用

GNSクライアント・データ・ファイルを生成して、Oracle Grid Infrastructureインストールを実行中のGNSクライアント・クラスタ・メンバー・ノードに、そのファイルをコピーします。

  1. GNSサーバー・クラスタ・メンバーで次のコマンドを実行します(path_to_fileは、作成するGNSクライアント・データ・ファイルの名前およびパスの場所)。
    srvctl export gns -clientdata path_to_file -role {client | secondary}

    次に例を示します。

    C:\> srvctl export gns -clientdata C:\Users\grid\gns_client_data -role client
  2. GNSクライアント・クラスタのインストールを実行するGNSクライアント・ノード上の安全なパスに、GNSクライアント・データ・ファイルをコピーします。
    Oracleインストール・ユーザーには、このファイルへのアクセス権限が必要です。他のユーザーにGNSクライアント・データ・ファイルへのアクセス権限を付与しないことをお薦めします。
  3. インストールの実行中、そのファイルへのパスを入力するように求めるメッセージが表示されます。
  4. GNSクライアント・クラスタ・インストールの完了後、いずれかのGNSサーバー・クラスタ・メンバーで次のコマンドを実行してGNSサービスを起動する必要があります(path_to_fileは、GNSクライアント・データ・ファイルの名前およびパスの場所)。
    srvctl add gns -clientdata path_to_file

    次に例を示します。

    C:\> srvctl add gns -clientdata C:\Users\grid\gns_client_data

関連項目:

GNSサーバーおよびGNSクライアント管理の詳細は、『Oracle Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド』を参照してください。