5.2.2 Oracleソフトウェア製品ごとのOracleソフトウェア所有者
個別のOracleホーム・ユーザーを指定するすべてのインストールで、適切なオペレーティング・システム・グループとユーザーを使用することをお薦めします。
構成ごとに次のオペレーティング・システムのグループおよびユーザーから選択できます。
Oracleソフトウェア製品ごとに個別のOracleインストール・ユーザー(通常、Oracle Databaseソフトウェアはoracle、Oracle Grid Infrastructureソフトウェアはgrid)
Oracleソフトウェアをシステムに初めてインストールする場合は、1つ以上のOracleインストール・ユーザーを作成する必要があります。このユーザーがOracle Grid InfrastructureソフトウェアのOracleバイナリを所有します。この同じユーザーを、Oracle DatabaseまたはOracle RACのバイナリのOracleインストール・ユーザーとして使用することもできます。
Oracle DatabaseソフトウェアのOracleインストール・ユーザーにはOracleインスタンスの完全な管理権限があり、このユーザーはORA_DBA、ORA_ASMDBA、ORA_HOMENAME_SYSBACKUP、ORA_HOMENAME_SYSDG、ORA_HOMENAME_SYSKMおよびORA_HOMENAME_SYSRACの各グループに追加されます。Oracleホーム・ユーザーは、インストール時に作成されたOracleホームのORA_HOMENAME_DBAグループに追加されます。ORA_OPERおよびORA_HOMENAME_OPERグループは作成されますが、インストール時はこれらのグループにユーザーが追加されません。
関連項目:
使用可能なオペレーティング・システム・グループおよび各グループに関連付けられる権限の詳細は、『Oracle Databaseセキュリティ・ガイド』を参照してください。親トピック: 標準の管理ユーザー・グループと役割区分ユーザー・グループ