3.1.3 ローリング・アップグレード手順の通知

ローリング・アップグレードに関して、次の情報に注意してください。

  • オペレーティング・システムのローリング・アップグレード時に、そのオペレーティング・システムの両方のバージョンが、使用しているOracle Databaseリリースで保証されている場合は、異なるオペレーティング・システム・バイナリを使用できます。

  • 異なるバージョンのオペレーティング・システムを混在させて使用できるのは、アップグレードの間のみ

    異なるバージョンのオペレーティング・システムを使用できるのは、アップグレードの間の数時間だけであることに注意してください。

  • Oracle Clusterwareでは、同じクラスタで異なる命令セット・アーキテクチャ(ISA)を使用するプロセッサを搭載するノードはサポートされていません。各ノードは、バイナリ・レベルでクラスタ内の他のノードとの互換性が必要です。

    たとえば、同じクラスタの1つのノードでIntel 64プロセッサを使用し、別のノードでIA-64(Itanium)プロセッサを使用することはできません。同じクラスタの1つのノードでIntel 64プロセッサを使用し、別のノードでAMD64プロセッサを使用することはできますが、これは、プロセッサが同じx86-64 ISAを使用し、同じバイナリ・リリースのOracleソフトウェアを実行するためです。

注意:

クラスタのノードでは、そのプロセッサのメーカー、速度またはサイズは異なることも可能ですが、これはお薦めしません。