1.3 Oracle Grid Infrastructureのサーバー構成のチェックリスト
このチェックリストを使用して、Oracle Grid Infrastructureインストールの最小サーバー構成要件を確認します。
表1-3 Oracle Grid Infrastructureのサーバー構成のチェックリスト
チェック内容 | タスク |
---|---|
一時ファイル・システムに割り当てられたディスク領域 |
一時ディレクトリに1GB以上の領域。2GB以上にすることをお薦めします |
Oracleソフトウェアのストレージ・ハードウェア |
接続するストレージ・ハードウェアは、ストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)ストレージまたはネットワーク接続ストレージ(NAS)にすることができます。 |
Oracleホーム(Oracle Databaseに対して選択するOracleホーム・パス)にASCII文字のみが使用されていることの確認 |
ASCII文字の制限には、ホームのパスによってはデフォルト名に使用されるインストール所有者ユーザー名に加えて、パスに選択する可能性があるその他のディレクトリ名も含まれます。また、ファイル・パス名にスペースを含めることはできません。 |
ロケールの設定(必要な場合) |
Oracleコンポーネントを使用する言語および地域(ロケール)を指定します。ロケールとはシステムやプログラムを実行する言語的および文化的環境のことです。NLS (National Language Support)パラメータによって、サーバーとクライアントの両方でのロケール固有の動作が決定します。コンポーネントのロケール設定により、そのコンポーネントのユーザー・インタフェースに使用される言語、および日付と数値書式などのグローバリゼーション動作が決まります。 |
クラスタ時刻同期のためのネットワーク・タイム・プロトコルの設定 |
Oracle Clusterwareでは、すべてのクラスタ・ノードのタイムゾーンの環境変数を同一に設定する必要があります。 タイムゾーンの同期化が、オペレーティング・システムに構成されているネットワーク・タイム・プロトコル(NTP)、Oracleクラスタ時刻同期化サービスまたはWindows Timeサービスのいずれかを使用して、すべてのクラスタ・ノード間で設定されていることを確認します。 |