11 Oracle Grid Infrastructureのアップグレード
Oracle Grid Infrastructureのアップグレードは、Oracle ClusterwareおよびOracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)のアップグレードで構成されます。
Oracle Grid Infrastructureのアップグレードでは、ローリング・アップグレードが可能です。ローリング・アップグレードでは、他のノードはアクティブなまま、ノードのサブセットを停止してアップグレードします。Oracle ASM 11gリリース2 (11.2)から、Oracle ASMアップグレードはローリング・アップグレードが可能です。
また、高速ホーム・プロビジョニングを使用してクラスタ用のOracle Grid Infrastructureをアップグレードできます。
- アウトオブプレースおよびローリング・アップグレードの理解
ローリング・アップグレードまたはアウトオブプレース・アップグレードを使用して、Oracle Grid Infrastructureソフトウェアをアップグレードできます。 - Oracle Grid Infrastructureのアップグレードおよびダウングレードについて
Oracle Grid Infrastructureソフトウェアをアップグレードするために使用できる各種の方法があります。 - Oracle Grid Infrastructureのアップグレードのオプション
Oracle Grid Infrastructure 18cにアップグレードする場合、Oracle Flex Cluster構成にアップグレードします。 - Oracle Grid Infrastructureのアップグレードの制限事項およびガイドライン
Oracle Grid Infrastructureインストールのアップグレードに関する制限事項および変更点を確認してください。 - 既存のOracle Clusterwareインストールをアップグレードするための準備
既存のOracle Clusterwareインストールがある場合は、アウトオブプレース・アップグレードを行うことにより、既存のクラスタをアップグレードします。インプレース・アップグレードは実行できません。 - バッチを使用したローリング・アップグレードの理解
パッチの適用時に、すべてのノードを停止するのではなく、一部のノードを停止して他のノードを稼働させておくことができます。 - Oracle Grid Infrastructureのローリング・アップグレードの実行
Oracle Grid Infrastructureのローリング・アップグレードを実行する場合は、この情報を確認します。 - Oracle Grid Infrastructureへのパッチの適用
Oracle Grid Infrastructure 18cをアップグレードした後、個々のソフトウェア・パッチをMy Oracle Supportからダウンロードしてインストールできます。 - Oracle Enterprise Manager Cloud Controlのターゲット・パラメータの更新
Oracle Grid Infrastructureのアップグレード後に、Enterprise Manager Cloud Controlターゲットをアップグレードします。 - アップグレード後のクラスタ状態モニターのリポジトリ・サイズの確認
IPD/OSを使用する以前のリリースから現在のリリースにOracle Grid Infrastructureをアップグレードする場合は、クラスタ状態モニターのリポジトリ・サイズ(CHMリポジトリ)を確認します。 - 以前のリリースへのOracle Clusterwareのダウングレード
アップグレードが成功または失敗した後で、Oracle Clusterwareを以前のリリースにリストアできます。 - 失敗または中断されたインストールおよびアップグレードの完了
インストールまたはアップグレードを開始したノード(最初のノード)でOracle Universal Installer (OUI)が終了した場合、またはgridconfig.bat
スクリプトがすべてのクラスタ・ノードで実行されたことを確認する前にノードが再起動した場合、アップグレードまたはインストールは不完全なままになります。