1.5 Oracle Grid Infrastructureのユーザー環境構成のチェックリスト

すべてのインストールで次の環境チェックリストを確認します。

表1-5 Oracle Grid InfrastructureおよびOracle RACの環境構成

チェック内容 タスク
標準またはロール割当てのシステム権限のオペレーティング・システム・グループおよびユーザーを作成します

このインストール・ガイドの説明に従って、セキュリティ要件に応じてオペレーティング・システム・グループおよびユーザーを作成します。Oracleインストール・ユーザーの要件は、Oracleホーム・ユーザーの要件とは異なります。ユーザー名には、ASCII文字のみを使用する必要があります。

Oracleソフトウェア所有者環境を構成します。

TEMP環境変数を設定します。

Oracleソフトウェアの環境変数の設定を解除します。

環境変数にORA_CRS_HOMEを設定した場合は、インストールまたはアップグレードを開始する前に、その設定を削除します。ORA_CRS_HOMEをユーザー環境変数に使用しないでください。

システムに既存のインストール環境があり、同じユーザー・アカウントを使用して今回のインストールを行う場合、環境変数ORACLE_HOMEORACLE_BASEORACLE_SIDおよびTNS_ADMINの設定を削除します。Oracleソフトウェア・ホームに接続されているOracleインストール・ユーザーに対して設定されたその他の環境変数またはシステム変数の設定(ORA_NLS10など)を解除します。

たとえば、ORACLE_HOMEをOracle RACでシステム環境変数として設定した場合、インストール・エラーが発生する可能性があります。

ユーザー・アカウント制御の管理

セキュリティ機能のユーザー・アカウント制御が有効になっている場合は、Oracle Databaseソフトウェアのインストール時にOracle Universal Installerによって同意または資格情報が求められます。承認またはWindowsの管理者資格証明のいずれかを指定します。