3 Oracle Database Gatewayの機能
この章では、Oracle Database Gatewayの主要な機能について説明します。
注意:
この章で説明する機能は、すべての異機種間サービスのゲートウェイで使用可能であるとはかぎりません。これらの機能に対する汎用サポート(異機種間サービスで提供)が必要であるのみでなく、そのドライバのサポートも追加する必要があります。ご使用のゲートウェイに特定の機能がサポートされているかどうかは、該当するゲートウェイのマニュアルを参照して判断してください。
- SQLとPL/SQLのサポート
SQL文の変換とデータ型のマッピングは、機能に基づいて実行されます。PL/SQLコールは、Oracle以外のシステムのストアド・プロシージャにマップされます。 - 異機種間レプリケーション
Oracle以外のシステムとOracle Databaseの間では、マテリアライズド・ビューを使用してデータをレプリケートできます。 - パススルーSQL
パススルーSQL機能を使用すると、文を最初にOracle Databaseで解析せずに直接Oracle以外のシステムに送ることができます。 - 結果セットのサポート
各種リレーショナル・データベースでは、ストアド・プロシージャで結果セット(1つ以上の行セット)を戻すことができます。 - データ・ディクショナリ変換
データ・ディクショナリは、システムの各種ユーザーにより作成されたデータベース・オブジェクトに関する情報のコレクションです。 - 日時データ型
異機種間サービスの汎用コードは、SQLおよびストアド・プロシージャにおいてはOracle日時データ型をサポートします。ただし、異機種間サービスでは、データ・ディクショナリ変換やデータ・ディクショナリ変換を伴う問合せでは、これらのデータ型がサポートされません。 - 2フェーズ・コミット・プロトコル
異機種間サービスは、2フェーズ・コミット・プロトコルを実装するためのインフラストラクチャを提供します。 - ピース単位のLONGデータ型
ゲートウェイによって、データがエージェントとOracle Database間でピース単位で処理されるようになり、大容量のメモリーとネットワーク帯域幅の要件がなくなりました。 - SQL*PlusのDESCRIBEコマンド
SQL*PlusDESCRIBE
コマンドを使用してOracle以外のシステムのオブジェクトを記述できます。 - 分散環境におけるSQLの制約
この項では、分散環境におけるSQLに対する制約について説明します。 - Oracleのオプティマイザと異機種間サービス
Oracleのオプティマイザは異機種間サービスとともに使用できます。