7 Oracle Database用のファイル・システム記憶域の構成
Oracle Database用のファイル・システム記憶域を使用するには、次の手順を完了します。
最適なデータベース編成およびパフォーマンスを実現するために、データ・ファイルとOracle Databaseソフトウェアは別々のディスクにインストールすることをお薦めします。
ネットワーク・ファイル・システム(NFS)プロトコル・デバイスに記憶域を配置する予定がある場合、Oracle Direct NFS (dNFS)を使用して、Oracle Direct NFSクライアントに構築されるパフォーマンスの最適化を利用することをお薦めします。
- Oracle DatabaseのNFSバッファ・サイズ・パラメータの構成
NFSバッファ・サイズ・パラメータrsize
およびwsize
の値を32768に設定します。 - Direct NFSクライアントのためのTCPネットワーク・プロトコル・バッファの確認
TCPネットワークのバッファ・サイズをチェックして、サーバーに適切な速度であることを確認します。 - Direct NFSクライアント用のoranfstabファイルの作成
Direct NFSでは、構成ファイルoranfstab
を使用して使用可能なマウント・ポイントを決定します。 - NFSのDirect NFSクライアントの制御の有効化および無効化
デフォルトでは、単一インスタンスOracle DatabaseのインストールでDirect NFSクライアントが無効な状態でインストールされます。Direct NFSを有効にする前に、oranfstab
ファイルを構成する必要があります。 - Direct NFSクライアントにおけるハイブリッド列圧縮の有効化
Direct NFSクライアントでハイブリッド列圧縮(HCC)を有効にするには、次の手順を実行します。