7.1 コール仕様の概要

Javaメソッドを公開するには、コール仕様を作成します。特定のJavaメソッドに対して、SQLのCREATE FUNCTION文またはCREATE PROCEDURE文を使用してファンクションまたはプロシージャのコール仕様を宣言します。PL/SQLパッケージ内またはSQLオブジェクト型内で、同様の宣言を使用します。

値を戻すJavaメソッドはファンクションとして公開し、Javaメソッドvoidはプロシージャとして公開します。ファンクションまたはプロシージャの本体にはLANGUAGE JAVA句が含まれます。この句では、フルネーム、パラメータ・タイプおよび戻り型などのJavaメソッドに関する情報が記録されます。これらの不整合は、実行時まで検出されません。

次の図に示すように、アプリケーションでは、コール仕様を使用して、つまりコール仕様名を参照することによってJavaメソッドがコールされます。実行時のシステムは、Oracleデータ・ディクショナリ内のコール仕様の定義を検索し、該当のJavaメソッドを実行します。

図7-1 Javaメソッドのコール

図7-1の説明が続きます
「図7-1 Javaメソッドのコール」の説明

別の方法として、ネイティブなJavaインタフェースを使用すると、データベース内のJavaメソッドをJavaクライアントから直接コールできます。