11.1 ネットワーク接続のセキュリティ

ネットワーク・セキュリティには、認証およびデータの機密保護という2つの主要な側面があります。認証およびデータの機密保護のタイプは、データベースにOracle Netを介して接続するか、またはJava Database Connectivity(JDBC)を介して接続するかによって決定します。次の表で、Oracle NetおよびJDBC接続のセキュリティについて説明します。

接続のセキュリティ 説明

Oracle Net

データベースでは、ユーザーによるデータベースへの接続を許可する前に、そのユーザーの認証と認可の両方を要求できます。Oracle Netデータベース接続のセキュリティでは、次の条件を1つ以上満たす必要があります。

  • クライアント検証用のユーザー名とパスワード。各接続要求ごとに、Oracle Netに構成されたユーザー名とパスワードを入力する必要があります。

  • 暗号化、KerberosまたはSecureID用のAdvanced Networking Option。

  • 証明書認証用のSSL。

JDBC

JDBC接続に求められるセキュリティは、Oracle Netデータベース接続に求められる制約と同じです。