Unbreakable Enterprise Kernelを使用したOracle Linuxの概要
Unbreakable Enterprise Kernel for Oracle Linuxは、上流の開発から、データ・センターでOracle Linuxを実行する顧客に、最新の技術革新を提供します。
Oracle Linux 5 Update 6以降、Unbreakable Enterprise KernelであるOracle Linuxカーネルが含まれ、デフォルトで有効になっています。これは、最近の安定したメインライン開発のLinuxカーネルに基づき、Oracle Database、OracleミドルウェアおよびOracleハードウェアのエンジニアリング・チームとの共同開発により最適化され、企業で最も高い負荷に対応するための安定性と最適なパフォーマンスを実現します。
エンタープライズ・アプリケーションを実行中の場合は特に、Linux環境にUnbreakable Enterprise Kernelをデプロイすることをお薦めします。ただし、Unbreakable Enterprise Kernelを使用するかどうかは任意です。Red Hat Enterprise Linux(RHEL)カーネルとの正確な互換性が要求される場合は、RHELのソース・コードから直接コンパイルされた、RHEL Linuxカーネルと互換性のあるカーネルをOracle Linuxにも含めます。
Unbreakable Enterprise Kernel for Oracle Linux詳細は、次のURLを参照してください。
http://www.oracle.com/us/technologies/linux
Unbreakable Enterprise Kernel for Oracle Linuxは、Oracle製品で使用される標準のカーネルです。Oracle Databaseとその他のOracle製品のビルド・システムおよびQAシステムでは、Unbreakable Enterprise Kernel for Oracle Linuxを排他的に使用します。Unbreakable Enterprise Kernel for Oracle Linuxは、Oracle ExadataおよびOracle Exalogicシステムでも使用されるカーネルです。Unbreakable Enterprise Kernel for Oracle Linuxは、Oracleが参加するLinuxでのベンチマーク・テストおよびOracle Preinstallation RPMプログラム(x86-64用)で使用されます。
Oracle KspliceはOracle Linuxの一部で、Linuxオペレーティング・システム(OS)カーネルを、実行中に再起動や中断することなく更新します。Kspliceは、Oracle Linuxでのみ使用可能です。