Database Clientインストレーション・ガイド Oracle Database Clientのためのユーザー、グループおよび環境の構成 オペレーティング・システムのOracleインストール・ユーザー・アカウントの作成 Oracleソフトウェア所有者の環境の構成手順 Oracleソフトウェア所有者の環境の構成手順 各Oracleインストール所有者ユーザー・アカウント環境を構成します。 インストールを実行するサーバーでX端末セッション(xterm)を開始します。 次のコマンドを入力して、X Windowアプリケーションをシステムに表示できることを確認します(ここで、hostnameは、サーバーにアクセスするローカル・ホストの完全修飾名です)。$ xhost + hostname ソフトウェア所有者ユーザーでログインしていない場合は、構成するソフトウェア所有者に切り替えます。たとえば、ユーザーgridの場合は次のようになります。$ su - grid suコマンドを実行できないシステムでは、かわりにsudoコマンドを使用します。$ sudo -u grid -s 次のコマンドを入力して、ユーザーのデフォルトのシェルを確認します。$ echo $SHELL テキスト・エディタでユーザーのシェル起動ファイルを開きます。 Bashシェル(bash):$ vi .bash_profile Bourneシェル(sh)またはKornシェル(ksh):$ vi .profile Cシェル(cshまたはtcsh):% vi .login 次のように行を入力または編集して、デフォルトのファイル・モード作成マスクの値に022を指定します。umask 022 環境変数 ORACLE_SID、ORACLE_HOMEまたはORACLE_BASEがファイルに設定されている場合は、そのファイルからこれらの行を削除します。 ファイルを保存して、テキスト・エディタを終了します。 シェル起動スクリプトを実行するには、次のいずれかのコマンドを入力します。 Bashシェル:$ . ./.bash_profile Bourne、BashまたはKornシェル:$ . ./.profile Cシェル:% source ./.login 次のコマンドを使用してPATH環境変数をチェックします。$ echo $PATH すべてのOracle環境変数を削除します。 ローカル・システムにソフトウェアをインストールしていない場合は、次のコマンドを入力してXアプリケーションをローカル・システムに表示します。 Bourne、BashまたはKornシェル:$ export DISPLAY=local_host:0.0 Cシェル:% setenv DISPLAY local_host:0.0 この例で、local_hostは、インストーラを表示するためのシステム(ご使用のワークステーションまたは他のクライアント)のホスト名またはIPアドレスです。 /tmpディレクトリの空き領域が1GB未満である場合は、1GB以上の空き領域があるファイル・システムを特定し、そのファイル・システムの一時ディレクトリとしてTMPおよびTMPDIR環境変数を設定します。 注意: Oracle RACのインストール用の一時ファイル・ディレクトリ(通常、/tmp)の場所として、共有ファイル・システムは使用できません。共有ファイル・システムに/tmpを配置すると、インストールは失敗します。 df -hコマンドを使用して、十分な空き領域を持つ適切なファイル・システムを選択します。 必要に応じて、次のようなコマンドを入力し、識別したファイル・システム上に一時ディレクトリを作成し、そのディレクトリに適切な権限を設定します。$ sudo - s # mkdir /mount_point/tmp # chmod 775 /mount_point/tmp # exit 次のようなコマンドを入力し、TMPおよびTMPDIR環境変数を設定します。 Bourne、BashまたはKornシェル:$ TMP=/mount_point/tmp $ TMPDIR=/mount_point/tmp $ export TMP TMPDIRCシェル:% setenv TMP /mount_point/tmp % setenv TMPDIR /mount_point/tmp 環境設定が正しく行われたかどうかを確認するには、次のコマンドを入力します。$ umask $ env | more umaskコマンドによって値22、022または0022が表示されること、およびこの項で設定した環境変数に正しい値が指定されていることを確認します。 親トピック: オペレーティング・システムのOracleインストール・ユーザー・アカウントの作成