第IV部 マルチテナント環境の管理

SQL*PlusまたはEnterprise Manager Cloud Control (Cloud Control)を使用して、マルチテナント環境を管理できます。

ノート:

ここでは、SQL*Plusを使用して環境を管理する方法について説明します。Cloud Controlを使用して環境を管理する方法を学習するには、「Cloud Controlでのマルチテナント環境の管理」を参照してください。

この部は、次の章で構成されています。

• CDBの管理
  マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)の管理には、コンテナへのアクセス、CDBの変更、DDL文の実行、およびオラクル社が提供するSQLスクリプトの実行などのタスクが含まれます。
• CDBフリートの管理
  CDBフリートは、1つの論理CDBとして管理できるCDBおよびホストされるPDBの集合です。
• PDBの管理
  PDBの管理には、PDBへの接続、PDBの変更、PDBに関連付けられたサービスの管理などのタスクが含まれます。
• PDBスナップショット・カルーセルの管理
  指定したPDBのPDBスナップショット・カルーセルを構成し、スナップショットを手動または自動的に作成して、スナップショットの最大数を設定できます。
• アプリケーション・コンテナの管理
  アプリケーション・ルートおよびアプリケーションPDBを含むアプリケーション・コンテナを管理できます。アプリケーション・コンテナにインストールされているアプリケーションも管理できます。
• マルチテナント環境のセキュリティの管理
  SQL*PlusおよびOracle Enterprise Managerを使用して、マルチテナント環境の共通およびローカルのユーザーとロールを管理できます。
• CDBおよびPDBの監視
  SQL*PlusまたはSQL Developerを使用してCDBおよびPDBに関する情報を表示できます。