このリリースには、エンタープライズ・スケジューリング機能を提供するOracle Scheduler(スケジューラ)が組み込まれています。
このリリースには、エンタープライズ・スケジューリング機能を提供するOracle Scheduler(スケジューラ)が組み込まれています。ユーザーにより実行される外部ジョブは、OracleJobScheduler
SID
サービスを使用して開始されます。このサービスはデフォルトでは使用不可になります。外部ジョブ機能を使用するには、管理者が、このサービスを実行するユーザー・アカウントのユーザー名とパスワードを設定し、サービスを使用可能にする必要があります。
ORADIMはOracleホーム・ユーザー・アカウントで実行する、Oracle Databaseサービス、Oracle VSSライター・サービスおよびOracleスケジューラ・サービスを作成します。このアカウントがWindowsローカル・ユーザーまたはWindowsドメイン・ユーザー・アカウントである場合、ORADIMはそのアカウントのパスワードを要求し、stdin
を介して同じものを受け入れます。-RUNAS osusr[/ospass]
オプションを使用して、Oracleホーム・ユーザーおよびそのパスワードの両方をoradim
に指定できます。指定したosusr
がOracleホーム・ユーザーとは異なる場合、Oracleホーム・ユーザーがosusr
の代わりに、指定したospass
とともに使用されます。権限の低いユーザーに対して外部ジョブの実行を制限することにより、認可されていないデータベース・ユーザーがオペレーティング・システム・レベルの権限を得ることが防止されますが、実行できるジョブの種類も制限されます。高いレベルのオペレーティング・システム権限を必要とするジョブは、このメカニズムでは実行できません。
資格証明を使用しないローカル外部ジョブでは、Oracle Database 10g リリース1およびリリース2との互換性のためにのみ、OracleJobScheduler
SID
サービスを使用可能にして開始する必要があります。すべてのローカル外部ジョブが資格証明を使用する場合、このサービスは必要ありません。セキュリティを向上するために、ローカル外部ジョブはすべて資格証明を使用することをお薦めします。
関連項目:
『Oracle Database管理者ガイド』
親トピック: Windowsでのインストール後の構成タスク