ダイレクト・アタッチド・ストレージ(DAS)またはストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)でOracle Automatic Storage Managementを使用するには、asmtool
またはasmtoolg
(GUIバージョン)を使用して、ディスクにヘッダーを付ける必要があります。
DASディスクまたはSANディスクにはそれぞれ、1つずつパーティション表が必要です。ディスクごとに、全体を含むパーティションを1つのみ作成することをお薦めします。Microsoft Computer Managementまたはコマンドライン・ツールdiskpart
を使用して、パーティションを作成することをお薦めします。パーティションの作成が完了したら、asmtoolg
またはasmtool
を実行してください。これらのツールは、ディスクに意味のある永続的な名前を関連付けることによって、Oracle Automatic Storage Managementでこれらのディスクを使用しやすくします。Oracle Automatic Storage Managementではディスクのグループを一目見てすぐに処理できるようにディスク文字列が使用されるため、asmtool
で名前を作成しておくと、Windowsのドライブ名を使用するときよりもディスクを扱いやすくなります。asmtool
で作成したディスク名には必ず、接頭辞ORCLDISK
が先頭に付加され、区別が付くようになっています。
Oracle Automatic Storage Managementでは、ディスク検出時に検索パスとして、初期化パラメータASM_DISKSTRING
の値を使用します。ASM_DISKSTRING
のデフォルト値は、\\.\ORCLDISK
n
です。別の検索パスを使用する場合は、このパラメータに別の値を指定する必要があります。
関連項目:
asmtool
またはasmtoolg
を使用する手順は、『Oracle Databaseインストレーション・ガイドfor Microsoft Windows』 に記載されている、Oracle Automatic Storage Managementを実施するためのディスクの手動設定に関する項を参照してください。
『Oracle Automatic Storage Management管理者ガイド』
「Oracle ASMインスタンスの初期化パラメータ・ファイル」の詳細親トピック: RAWパーティションへの表領域の格納