OFAの目的は、すべてのOracle Databaseソフトウェアを1つのORACLE_HOME
ディレクトリの下に置き、データベースのサイズが大きくなるに従い、異なる物理ドライブにデータベース・ファイルを分散させることにあります。
OFAはWindowsでもUNIXでも同じ方法で実装され、主要なサブディレクトリ名とファイル名は、どちらのオペレーティング・システムでも同じです。ただし、OFAディレクトリ・ツリーのトップレベルの名前と、変数の設定方法は、WindowsとUNIXでは異なります。
UNIXでは、ORACLE_BASE
はユーザーの環境に関連付けられます。ORACLE_HOME
およびORACLE_SID
は、システムまたはユーザーのログイン・スクリプトで設定する必要があります。シンボリック・リンクがサポートされています。すべてのファイルは同じハード・ディスク・ドライブの1つのディレクトリ内にあるように見えますが、ハード・ディスク・ドライブがシンボリックにリンクしているか、またはディレクトリがマウント・ポイントである場合には、ファイルが異なるハード・ディスク・ドライブに配置されていることがあります。
Windowsでは、ORACLE_BASE
はレジストリ(たとえば\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ORACLE\HOME0
)で定義します。ORACLE_HOME
およびORACLE_SID
は、レジストリで定義する変数です。UNIXにおけるシンボリック・リンクはサポートされません。
関連項目:
『Oracle Databaseインストレーション・ガイドfor Microsoft Windows』の付録B「Optimal Flexible Architecture」を参照してください。