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Oracle® Database管理者リファレンス
18c for Microsoft Windows
E99714-01
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データベース作成用のサンプル・ファイルの使用

Oracle Databaseには、注釈付きのサンプル初期化パラメータ・ファイルが、初期化パラメータに指定できる代替値とともに用意されています。

このようなパラメータの値や注釈は、先頭にコメント記号(#)が付いており、処理対象にはならないようになっています。特定のパラメータをアクティブにするには、先頭にある#記号を削除します。特定のパラメータをクリアするには、初期化パラメータ・ファイルを編集してそのパラメータにコメント記号を追加します。サンプル・ファイルの名前はinitsmpl.oraで、次の場所にあります。

ORACLE_HOME\admin\sample\pfile. 

初期データベースをインストールした場合、初期化パラメータ・ファイルは、同じディレクトリにある初期データベースで使用されます。Oracle Databaseの初期化パラメータ・ファイルを新規に作成する場合、そのベースとしてinitsmpl.oraまたは初期データベースのinit.oraのいずれかを使用できます。

サンプル・ファイルinitsmpl.oraをデータベース作成時に使用するには、次のようにします。

  1. サンプル・ファイル名をinit.oraに変更します。
  2. このファイルを編集します。最低限、データベース制御ファイルの正しい場所とデータベースの名前を反映するようにします。

次に、代替パラメータのアクティブ化と非アクティブ化の2つの例を示します。3種類の値が指定された初期化パラメータがあり、それぞれ、小規模、中規模、大規模のシステム・グローバル領域を作成できます。最初の例では、小規模なSGAを作成するパラメータが有効です。

  db_block_buffers = 200  # SMALL 
# db_block_buffers = 550  # MEDIUM 
# db_block_buffers = 3200 # LARGE 

中規模のSGAを作成するには、SMALLのパラメータ定義をコメントにしてから、MEDIUMのパラメータ定義を有効にします。次の2番目の例のように初期化パラメータ・ファイルを編集します。

# db_block_buffers = 200  # SMALL 
  db_block_buffers = 550  # MEDIUM 
# db_block_buffers = 3200 # LARGE