3.124 ALL_TABLES

ALL_TABLESは、現行のユーザーがアクセスできるリレーショナル表を示します。このビューの統計情報を収集するには、DBMS_STATSパッケージを使用します。

関連ビュー

  • DBA_TABLESは、データベース内のリレーショナル表をすべて示します。

  • USER_TABLESは、現行のユーザーが所有するリレーショナル表を示します。このビューは、OWNER列を表示しません。

ノート:

アスタリスク(*)が付いた列は、DBMS_STATSパッケージを使用して表の統計情報を収集した場合にかぎり、移入されます。

データ型 NULL 説明

OWNER

VARCHAR2(128)

NOT NULL

表の所有者

TABLE_NAME

VARCHAR2(128)

NOT NULL

表の名前

TABLESPACE_NAME

VARCHAR2(30)

表が設定されている表領域の名前。パーティション表、一時表および索引構成表の場合は、NULL。

CLUSTER_NAME

VARCHAR2(128)

表が属するクラスタがある場合、その名前

IOT_NAME

VARCHAR2(128)

オーバーフロー・エントリまたはマッピング表エントリが属する索引構成表がある場合、その名前。IOT_TYPE列がNULLでない場合、この列には実表の名前が含まれる。

STATUS

VARCHAR2(8)

以前のDROP TABLE操作が失敗している場合、表が使用不可能(UNUSABLE)か、使用可能(VALID)か

PCT_FREE

NUMBER

ブロック内の空き領域の最小割合。パーティション表の場合NULL。

PCT_USED

NUMBER

ブロック内の使用済領域の最小割合。パーティション表の場合NULL。

INI_TRANS

NUMBER

トランザクションの初期数。パーティション表の場合NULL。

MAX_TRANS

NUMBER

トランザクションの最大数。パーティション表の場合NULL。

INITIAL_EXTENT

NUMBER

初期エクステントのサイズ(バイト)。パーティション表の場合NULL。

NEXT_EXTENT

NUMBER

セカンダリ・エクステントのサイズ(バイト)。パーティション表の場合NULL。

MIN_EXTENTS

NUMBER

セグメント内で使用できるエクステントの最小数。パーティション表の場合NULL。

MAX_EXTENTS

NUMBER

セグメント内で使用できるエクステントの最大数。パーティション表の場合NULL。

PCT_INCREASE

NUMBER

エクステント・サイズの増加の割合。パーティション表の場合NULL。

FREELISTS

NUMBER

セグメントに割り当てられたプロセス空きリストの数。パーティション表の場合NULL。

FREELIST_GROUPS

NUMBER

セグメントに割り当てられた空きリスト・グループの数。パーティション表の場合NULL。

LOGGING

VARCHAR2(3)

表への変更がロギングされるかどうか。パーティション表の場合NULL。

  • YES

  • NO

BACKED_UP

VARCHAR2(1)

前回の変更以降に表がバックアップされているかどうか(Y | N)

NUM_ROWS*

NUMBER

表内の行数

BLOCKS*

NUMBER

表内の使用されたデータ・ブロック数

EMPTY_BLOCKS

NUMBER

表内の空(未使用)のデータ・ブロック数。この列は、DBMS_STATSパッケージを使用して表の統計情報を収集する場合にかぎり、移入される。

AVG_SPACE*

NUMBER

表に割り当てられたデータ・ブロック内の空き領域の平均量(バイト)

CHAIN_CNT*

NUMBER

あるデータ・ブロックから別のデータ・ブロックに連鎖されるか、新しいブロックに移行された表内の行数。リンクに古いROWIDを保存しておく必要がある。

AVG_ROW_LEN*

NUMBER

表内の行の平均の長さ(バイト)

AVG_SPACE_FREELIST_BLOCKS

NUMBER

空きリストのすべてのブロックの平均的な空き領域

NUM_FREELIST_BLOCKS

NUMBER

空きリストのブロック数

DEGREE

VARCHAR2(10)

表をスキャンするための1インスタンス当たりのスレッド数またはDEFAULT

INSTANCES

VARCHAR2(10)

表がいくつかのインスタンスにまたがってスキャンされる場合のインスタンスの数またはDEFAULT

CACHE

VARCHAR2(5)

表がバッファ・キャッシュにキャッシュされるかどうか(Y | N)

TABLE_LOCK

VARCHAR2(8)

表ロックが使用可能(ENABLED)または使用禁止(DISABLED)のどちらであるか

SAMPLE_SIZE

NUMBER

表の分析で使用されたサンプル・サイズ

LAST_ANALYZED

DATE

表が分析された最新の日付

PARTITIONED

VARCHAR2(3)

表がパーティション化されているかどうか(YES | NO)

IOT_TYPE

VARCHAR2(12)

索引構成表の場合、IOT_TYPEIOTIOT_OVERFLOWまたはIOT_MAPPING。索引構成表でない場合、IOT_TYPEはNULL。

TEMPORARY

VARCHAR2(1)

一時表かどうか(Y | N)

SECONDARY

VARCHAR2(1)

表が、Oracleデータ・カートリッジのODCIIndexCreateメソッドによって作成されたセカンダリ・オブジェクトであるかどうか(Y | N)

NESTED

VARCHAR2(3)

表が、ネストした表であるかどうか(YES | NO)

BUFFER_POOL

VARCHAR2(7)

表のバッファ・プール。パーティション表の場合はNULL

  • DEFAULT

  • KEEP

  • RECYCLE

  • NULL

FLASH_CACHE

VARCHAR2(7)

表ブロックに対して使用されるデータベース・スマート・フラッシュ・キャッシュ・ヒント:

  • DEFAULT

  • KEEP

  • NONE

Solaris機能およびOracle Linux機能のみ。

CELL_FLASH_CACHE

VARCHAR2(7)

表ブロックに対して使用されるセル・フラッシュ・キャッシュ・ヒント:

  • DEFAULT

  • KEEP

  • NONE

関連項目: 詳細は、Oracle Exadata Storage Serverのソフトウェアのマニュアルを参照。

ROW_MOVEMENT

VARCHAR2(8)

パーティション行の移動が使用可能(ENABLED)または使用禁止(DISABLED)のどちらであるか

GLOBAL_STATS

VARCHAR2(3)

統計情報が収集されるか、増分保持される場合、GLOBAL_STATSYESで、それ以外の場合はNO

USER_STATS

VARCHAR2(3)

統計情報が、ユーザーによって直接入力されたか(YES)されていないか(NO)

DURATION

VARCHAR2(15)

一時表の存続期間を示す。

  • SYS$SESSION -セッション中は、行が保持される。

  • SYS$TRANSACTION - COMMIT後に、行が削除される。

NULL - 永続表

SKIP_CORRUPT

VARCHAR2(8)

Oracle Databaseが表および索引のスキャン中に破損マークのブロックを無視するか(ENABLED)、エラーとするか(DISABLED)。この機能を使用可能にするには、DBMS_REPAIR.SKIP_CORRUPT_BLOCKSプロシージャを実行する。

MONITORING

VARCHAR2(3)

この列は廃止されている

CLUSTER_OWNER

VARCHAR2(128)

表が属するクラスタがある場合、その所有者

DEPENDENCIES

VARCHAR2(8)

行レベルでの依存性の追跡が使用可能(ENABLED)または使用禁止(DISABLED)のどちらであるか

COMPRESSION

VARCHAR2(8)

表圧縮が使用可能(ENABLED)または使用禁止(DISABLED)のどちらであるか。パーティション表の場合NULL。

COMPRESS_FOR

VARCHAR2(30)

デフォルトで圧縮する操作の種類:

  • BASIC

  • ADVANCED

  • QUERY LOW

  • QUERY HIGH

  • ARCHIVE LOW

  • ARCHIVE HIGH

  • QUERY LOW ROW LEVEL LOCKING

  • QUERY HIGH ROW LEVEL LOCKING

  • ARCHIVE LOW ROW LEVEL LOCKING

  • ARCHIVE HIGH ROW LEVEL LOCKING

  • NO ROW LEVEL LOCKING

  • NULL

QUERY LOWQUERY HIGHARCHIVE LOWARCHIVE HIGHQUERY LOW ROW LEVEL LOCKINGQUERY HIGH ROW LEVEL LOCKINGARCHIVE LOW ROW LEVEL LOCKINGARCHIVE HIGH ROW LEVEL LOCKINGおよびNO ROW LEVEL LOCKINGの値は、Hybrid Columnar圧縮(元になるストレージ・システムに依存しているOracle DatabaseのEnterprise Editionの機能)に関連付けられている。詳細は、『Oracle Database概要』を参照。

DROPPED

VARCHAR2(3)

表が削除されてごみ箱にあるかないか(YES | NO)。パーティション表の場合NULL。

このビューは、削除された表の名前は戻さない。

READ_ONLY

VARCHAR2(3)

表セグメントがREAD-ONLYかどうか。可能な値は次のとおり。

  • YES - 表セグメントはREAD-ONLYである

  • NO - 表セグメントはREAD-ONLYではない

  • N/A - 適用できない。この値はパーティション表(論理表オブジェクトに関連するセグメントがない)でのみ表示される。

SEGMENT_CREATED

VARCHAR2(3)

表セグメントが作成されているかどうか。可能な値は次のとおり。

  • YES - 表セグメントは作成されている。

  • NO - 表セグメントは作成されていない。

  • N/A - 適用なし。この値はパーティション表に表示され、この表では論理表オブジェクトに関連するセグメントはない。

RESULT_CACHE

VARCHAR2(7)

表の結果キャッシュ・モードについての注釈

  • DEFAULT - 表に注釈は付けられていない

  • FORCE

  • MANUAL

CLUSTERING

VARCHAR2(3)

表に属性CLUSTERING句があるかどうか(YESまたはNO)

ACTIVITY_TRACKING

VARCHAR2(23)

この表に対してヒート・マップ追跡が有効かどうか

DML_TIMESTAMP

VARCHAR2(25)

自動データ最適化の変更時刻、作成時刻、またはその両方

HAS_IDENTITY

VARCHAR2(3)

表にID列があるかどうか(YES | NO)

CONTAINER_DATA

VARCHAR2(3)

表にコンテナ固有データが含まれているかどうか。可能な値は次のとおり。

  • 表がCONTAINER_DATA句を使用して作成された場合には、YES

  • それ以外の場合にはNO

INMEMORY

VARCHAR2(8)

インメモリー列ストア(IM列ストア)が表に対して使用可能(ENABLED)と使用禁止(DISABLED)のどちらになるか

INMEMORY_PRIORITY

VARCHAR2(8)

インメモリー列ストア(IM列ストア)への移入の優先度。可能な値は次のとおり。

  • LOW

  • MEDIUM

  • HIGH

  • CRITICAL

  • NONE

  • NULL

INMEMORY_DISTRIBUTE

VARCHAR2(15)

Oracle Real Application Clusters (Oracle RAC)環境でIM列ストアが配信される方法:

  • AUTO

  • BY ROWID RANGE

  • DUPLICATE

  • NONE

  • NULL

INMEMORY_COMPRESSION

VARCHAR2(17)

IM列ストアの圧縮レベル:

  • BASIC

  • FOR CAPACITY [ HIGH | LOW ]

  • FOR QUERY [ HIGH | LOW ]

  • NULL

この列の値は、セグメントが表にあるかどうかに基づいています。たとえば、表がパーティション化されてIM列ストアに対して有効な場合、ALL_TABLESの場合の値はNULLですが、ALL_TAB_PARTITIONSの場合はNULL以外になります。

INMEMORY_DUPLICATE

VARCHAR2(13)

Oracle RAC環境でのIM列ストアの重複設定:

  • NO DUPLICATE

  • DUPLICATE

  • DUPLICATE ALL

DEFAULT_COLLATION

VARCHAR2(100)

表のデフォルトの照合

DUPLICATED

VARCHAR2(1)

表がこのシャードで重複しているかどうか(Y | N)

SHARDED

VARCHAR2(1)

シャード表かどうか(Y | N)

EXTERNAL

VARCHAR2(3)

表が外部表であるかどうか(YES | NO)

CELLMEMORY

VARCHAR2(24)

ストレージ・セルのキャッシュ・フラッシュ内の列型圧縮の値。可能な値は次のとおり。

  • ENABLED: 列型形式でキャッシュするかどうかをOracle Exadata Storageで自動的に決定する

  • DISABLED: Oracle Exadata Storageに列型形式でキャッシュさせない

  • NO CACHECOMPRESS: Oracle Exadata StorageでHCC形式でキャッシュする(再圧縮なし)

  • FOR QUERY: Oracle Exadata Storageで再圧縮してINMEMORY問合せ高形式でキャッシュする

  • FOR CAPACITY: Oracle Exadata Storageで再圧縮してINMEMORY容量低形式でキャッシュする

この列は、Oracle Exadataでの使用を想定しています。

CONTAINERS_DEFAULT

VARCHAR2(3)

表のCONTAINERS()がデフォルトで有効かどうか(YES | NO)

CONTAINER_MAP

VARCHAR2(3)

表のcontainer_mapデータベース・プロパティでの使用が有効かどうか(YES | NO)

EXTENDED_DATA_LINK

VARCHAR2(3)

表のルートからの拡張データ・リンクのフェッチが有効かどうか(YES | NO)

EXTENDED_DATA_LINK_MAP

VARCHAR2(3)

内部使用専用。

INMEMORY_SERVICE

VARCHAR2(12)

様々なインスタンスでIM列ストアが移入される方法。可能な値は次のとおりです:

  • DEFAULT: PARALLEL_INSTANCE_GROUP初期化パラメータで指定したすべてのインスタンスでデータが移入される。このパラメータが設定されていない場合は、すべてのインスタンスでデータが移入される。これはデフォルトです。

  • NONE: すべてのインスタンスでデータは移入されない。

  • ALL: PARALLEL_INSTANCE_GROUP初期化パラメータの値にかかわらず、すべてのインスタンスでデータが移入される。

  • USER_DEFINED: ユーザーが指定したサービスがアクティブになっているインスタンスでのみデータが移入される。これに対応するサービス名は、INMEMORY_SERVICE_NAME列に格納される。

INMEMORY_SERVICE_NAME

VARCHAR2(1000)

IM列ストアが移入されるサービスのサービス名。この列は、対応するINMEMORY_SERVICEUSER_DEFINEDである場合にのみ、値を持つ。それ以外のすべての場合、この列はnull。

CONTAINER_MAP_OBJECT

VARCHAR2(3)

データベース・プロパティの値がcontainer_mapで表が使用されているかどうか(YES | NO)

MEMOPTIMIZE_READ脚注1

VARCHAR2(8)

表が高速なキー・ベースのアクセスに使用可能かどうか(ENABLED | DISABLED)

MEMOPTIMIZE_WRITE脚注1

VARCHAR2(8)

内部使用専用。

HAS_SENSITIVE_COLUMN脚注1

VARCHAR2(3)

表に1つ以上の機密列があるかどうか(YES | NO)

脚注1 この列は、Oracle Databaseリリース18c, バージョン18.1以降で使用可能です。

このSQL問合せによって、EXAMPLES表領域にある表の名前が返されます。

SELECT table_name FROM all_tables
WHERE tablespace_name = 'EXAMPLE' ORDER BY table_name;

このSQL問合せによって、HRスキーマが含まれる表領域の名前が返されます。

SELECT DISTINCT tablespace_name FROM all_tables WHERE owner='HR';

関連項目: