1.28 AWR_SNAPSHOT_TIME_OFFSET
AWR_SNAPSHOT_TIME_OFFSET
には、自動ワークロード・リポジトリ(AWR)スナップショット開始時刻のオフセットを指定します。
特性 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
整数 |
デフォルト値 |
デフォルトではオフセットはありません。 |
変更可能 |
|
PDBで変更可能 |
いいえ |
値の範囲 |
0から3599、または特別な値1000000 |
基本 |
いいえ |
Oracle RAC |
複数のインスタンスでは必ず同じ値を使用 |
通常、AWRスナップショットは正時(12:00、1:00、2:00など)に開始されます。このパラメータを使用すると、DBAはAWRスナップショット開始時刻のオフセットを指定できます。
これは、複数インスタンスのAWRスナップショットがすべて同時に開始されてCPUスパイクが発生することを防止するために有効なパラメータです。多数のインスタンス(Exadataが多数インストールされているなど)が存在する大規模システムでCPUスパイクが発生する場合は、このパラメータの指定が有効な可能性があります。
パラメータは秒で指定します。通常は、3600未満の値を設定します。特別な値1000000(1,000,000)を設定した場合は自動モードとなり、データベース名に基づいてオフセットが設定されます。
同一ノード上で多数のインスタンスが動作している場合は、オフセット時間を適度に分散する方法として自動モードが有効です。