1.73 DB_DOMAIN
分散データベース・システムでは、DB_DOMAIN
には、ネットワーク構造内でのデータベースの論理上の位置を指定します。
特性 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
構文 |
|
デフォルト値 |
デフォルト値はありません。 |
変更可能 |
いいえ |
PDBで変更可能 |
はい |
値の範囲 |
ピリオドで区切った名前コンポーネントの有効な文字列で、最大128文字(ピリオドを含む)。 |
基本 |
はい |
Oracle RAC |
すべてのインスタンスに、このパラメータを設定する必要がある。また、複数インスタンスには、同じ値を指定する必要がある。 |
このデータベースが分散システムまたはその一部の場合、このパラメータを設定します。この値は、有効な識別子(英数字のASCIIキャラクタ)で構成され、ピリオドで区切られたグローバル・データベース名の拡張コンポーネントで構成されます。
ノート:
DB_DOMAIN
には、ドメイン内の各データベースに一意の文字列を指定することをお薦めします。
このパラメータを使用すると、ある部門がデータベースを作成するとき、別の部門が作成したデータベースとの名前の重複を気にせずに済みます。ある販売部門がDB_DOMAIN
= JAPAN.EXAMPLE.COM
であるとき、そのSALES
データベース(SALES.JAPAN.EXAMPLE.COM
)は、DB_NAME
= SALES
かつDB_DOMAIN
= US.EXAMPLE.COM
である別のデータベースとは一意に区別されます。
DB_DOMAIN
は、アルファベットで始まり、次の文字は除外する必要があります。"!@%^&*()+=\\|`~[{]};:'\",<>/?"
関連項目:
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このパラメータの設定の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。
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データ・ディクショナリ・ビュー「GLOBAL_NAME」