1.155 JOB_QUEUE_PROCESSES
JOB_QUEUE_PROCESSES
には、DBMS_JOB
ジョブおよびOracle Scheduler(DBMS_SCHEDULER
)ジョブの実行用に作成可能な、インスタンスごとのジョブ・スレーブの最大数を指定します。
特性 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
整数 |
デフォルト値 |
|
変更可能 |
|
PDBで変更可能 |
はい |
値の範囲 |
|
基本 |
いいえ |
Oracle RAC |
複数インスタンスには、異なる値を指定可能。 |
DBMS_JOB
およびOracle Schedulerは同じジョブ・コーディネータとジョブ・スレーブを共有し、いずれもJOB_QUEUE_PROCESSES
パラメータによって制御されます。Oracle Schedulerジョブ用に作成されるジョブ・スレーブの実際の数は、使用可能なリソース、リソース・マネージャ設定、現在実行中のジョブなどの複数の要因に応じて、スケジューラにより自動チューニングされます。ただし、インスタンス上でDBMS_JOB
ジョブおよびOracle Schedulerジョブを実行しているジョブ・スレーブの合計数が、そのインスタンスのJOB_QUEUE_PROCESSES
の値を超えることはできません。
- 非CDBの場合:
JOB_QUEUE_PROCESSES
を、データベース・インスタンス全体で同時に使用できるジョブ・スレーブの最大数に設定します。JOB_QUEUE_PROCESSES
が0
の場合は、データベース・インスタンスでDBMS_JOB
ジョブとOracle Schedulerジョブは実行されません。 - CDBルートの場合:
JOB_QUEUE_PROCESSES
を、CDB全体で同時に使用できるジョブ・スレーブの最大数に設定します。CDBルートでJOB_QUEUE_PROCESSES
が0
の場合は、PDBレベルでのJOB_QUEUE_PROCESSES
設定に関係なく、CDBルートまたはPDBでDBMS_JOB
およびOracle Schedulerジョブを実行できません。 - PDBの場合:
JOB_QUEUE_PROCESSES
を、PDBで同時に使用できるジョブ・スレーブの最大数に設定します。実際の数は、リソース・マネージャによって割り当てられたリソースと他のコンテナでの需要によって異なります。複数のPDBがジョブをリクエストすると、Oracle Schedulerは、すべてのPDBにかなりの数のプロセスを付与しようとします。PDBでJOB_QUEUE_PROCESSES
が0
の場合は、CDBルートでのJOB_QUEUE_PROCESSES
の設定にかかわらず、PDBでDBMS_JOB
およびOracle Schedulerジョブを実行できません。
Oracle Streamsアドバンスト・キューイングでは、メッセージ伝播にOracle Schedulerが使用されます。マテリアライズド・ビューでは、自動リフレッシュにOracle Schedulerが使用されます。JOB_QUEUE_PROCESS
を0
に設定することにより、これらの機能および、Oracle SchedulerまたはDBMS_JOB
を使用するその他の機能がすべて無効になります。
ノート:
DBMS_JOB
は、Oracle Database 12cリリース2 (12.2.0.1)で非推奨となり、将来のリリースで削除される可能性があります。かわりに、DBMS_SCHEDULER
を使用することをお薦めします。
関連項目:
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DBMS_SCHEDULER
パッケージの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。 -
マテリアライズド・ビューの管理の詳細は、『Oracle Databaseデータ・ウェアハウス・ガイド』を参照してください
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ジョブ・キュー・プロセスの詳細は、『Oracle Databaseアドバンスト・キューイング・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。
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スケジューラ・ジョブ・プロセスの最大数の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。