1.301 SESSIONS
SESSIONSには、システムに作成できるセッションの最大数を指定します。
| 特性 | 説明 |
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パラメータ・タイプ |
整数 |
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デフォルト値 |
次の値が導出される: (1.5 × |
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変更可能 |
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PDBで変更可能 |
はい |
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値の範囲 |
1から(216 - 1) (1から65535) |
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基本 |
はい |
すべてのログインにはセッションが必要なため、このパラメータにはシステムでの同時ユーザーの最大数を実際的な値で指定します。このパラメータには、同時ユーザーの推定最大値に、バックグラウンド・プロセスの数を加えて、さらに再帰セッションの約10%を加えた値を常に明示的に設定しておく必要があります。
このパラメータのデフォルト値は、最小値として使用されます。1からデフォルトまでの値はエラーにはなりませんが、それらの値は無視され、かわりにデフォルトが使用されます。
ENQUEUE_RESOURCESおよびTRANSACTIONSパラメータのデフォルト値は、SESSIONSから導出されます。そのため、SESSIONSの値を増加する場合、ENQUEUE_RESOURCESおよびTRANSACTIONSの値も調整するかどうかを考慮する必要があります。(ENQUEUE_RESOURCESは、Oracle Database 10gリリース2 (10.2)で廃止されています。)
共有サーバー環境では、PROCESSESの値をきわめて少なくできます。そのため、SESSIONSの値を1.1×接続数の合計程度に調整することをお薦めします。
CDBでは、ルート・コンテナのSESSIONSパラメータにデータベースのセッションの合計数を指定します。
PDBのSESSIONSパラメータには、そのPDBで使用可能なセッション数の合計を指定します。この値はデフォルトでルート・コンテナのSESSIONSの値に設定されます。PDBでそのSESSIONSパラメータで構成された数を超えるセッションを使用しようとする場合、ORA-00018エラー・メッセージが生成されます。PDBの場合、SESSIONSパラメータは再帰セッションをカウントしないため、10%の調整は必要ありません。
PDBのSESSIONSパラメータを変更できるのはそのPDBのみです。この値は、CDBのSESSIONS値を超えて設定することはできません。
関連項目:
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メモリー構造の詳細は、『Oracle Database概要』を参照してください。
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プロセスの詳細は、『Oracle Database概要』を参照してください。
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CDBおよびPDBの詳細は、『Oracle Multitenant管理者ガイド』を参照してください