1.321 STANDBY_DB_PRESERVE_STATES
STANDBY_DB_PRESERVE_STATES
は、読取り可能なフィジカル・スタンバイ・データベースをプライマリ・データベースに変換するときに、インスタンスのユーザー・セッションおよびその他の内部状態を保持するかどうかを制御します。このパラメータは、リアルタイム問合せモードでオープンされているフィジカル・スタンバイ・データベースで意味を持ちます。
特性 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
構文 |
|
デフォルト値 |
|
変更可能 |
いいえ |
PDBで変更可能 |
いいえ |
基本 |
いいえ |
Oracle RAC |
すべてのインスタンスで同じ値を使用する必要がある。 |
パラメータに使用できる値は、NONE
、SESSION
およびALL
です。デフォルトはNONE
です。これは、何も保持されず、すべてのセッションが切断されるということです。このパラメータをSESSION
またはALL
に設定すると、読取り可能なフィジカル・スタンバイ・データベースをプライマリに変換するときに、ユーザー・セッションが保持されます。データベースをプライマリとして再オープンすると、一時停止中のセッションは、何も起こらなかったかのようにその操作が再開されます。データベース(個々のPDB)がプライマリ・ロールでオープンされていない場合、セッションは終了されます。
ノート:
実行が長期にわたる問合せがあるセッションやデータベース・リンクを使用しているセッションは、このパラメータの設定に関係なく、保持されません。
関連項目:
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リアルタイム問合せモードの詳細は、『Oracle Data Guard概要および管理』を参照してください
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スタンバイがプライマリ変換されたときのユーザー・セッション維持の詳細は、『Oracle Data Guard概要および管理』を参照してください