7.164 V$DB_CACHE_ADVICE

V$DB_CACHE_ADVICEの各行は、行に対応するキャッシュ・サイズに対する物理読取り数の推定値を示します。

また、この行では物理読取り要因も計算されます。物理読取り要因とは、読取りバッファ・キャッシュによって測定間隔内で実際に実行される読取り数に対する見積り読取り数の割合です。

関連項目:

DB_CACHE_ADVICE

データ型 説明

ID

NUMBER

バッファ・プール識別子(1から8)

NAME

VARCHAR2(20)

バッファ・プール名

BLOCK_SIZE

NUMBER

このプールのバッファに対するブロック・サイズ(バイト数)。表示される値は、標準ブロック・サイズ、非標準ブロック・サイズ(2の累乗)、2048409681921638432768

ADVICE_STATUS

VARCHAR2(3)

アドバイザの状態。ONは現在実行中を示し、OFFは使用禁止を示す(この場合の見積りは履歴で、最後に使用可能であった時点で計算される)。

SIZE_FOR_ESTIMATE

NUMBER

測定用のキャッシュ・サイズ(MB)

SIZE_FACTOR

NUMBER

現行のキャッシュ・サイズに対するサイズ要因

BUFFERS_FOR_ESTIMATE

NUMBER

測定用のキャッシュ・サイズ(バッファ)

ESTD_PHYSICAL_READ_FACTOR

NUMBER

このキャッシュ・サイズの物理読取り要因。すなわち、実際のキャッシュ内の読取り数に対する見積り物理読取り数の割合。実際のキャッシュに物理読取りがない場合、この列の値はNULL。

ESTD_PHYSICAL_READS

NUMBER

このキャッシュ・サイズを見積もった物理読取り数

ESTD_PHYSICAL_READ_TIME

NUMBER

見積もったディスク読取り時間(秒)

ESTD_PCT_OF_DB_TIME_FOR_READS

NUMBER

合計時間の割合として見積もったディスク時間

ESTD_CLUSTER_READS

NUMBER

フォアグラウンド・プロセスがグローバル・キャッシュから読み取るブロックの見積り合計数(Oracle Real Application Clustersのみ)

ESTD_CLUSTER_READ_TIME

NUMBER

フォアグラウンド・プロセスがグローバル・キャッシュから読み取る秒単位の見積り合計時間(Oracle Real Application Clustersのみ)

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID