SCANリスナーについて
Oracle Grid Infrastructureのインストールでは、SCANを解決するために割り当てられるSCAN VIPアドレスと同数のSCANリスナーが作成されます。
高可用性とスケーラビリティのため、SCANは3つのVIPアドレスに解決することをお薦めします。SCANを3つのアドレスに解決する場合は、3つのSCAN VIPと3つのSCANリスナーが作成されます。
各SCANリスナーは、対応するSCAN VIPに依存します。SCANリスナーは、ノードでSCAN VIPが有効になるまで起動できません。
SCANリスナーのアドレスは、外部のドメイン・ネーム・サービス(DNS)、またはクラスタ内のグリッド・ネーミング・サービス(GNS)のいずれかを介して解決されます。SCANリスナーおよびSCAN VIPは、クラスタ内の任意のノードで実行できます。SCAN VIPを実行しているノードに障害がある場合、SCAN VIPおよび関連付けられているリスナーは、クラスタ内の別のノードにフェイルオーバーされます。クラスタ内の使用可能なノード数が3未満になった場合、1つのサーバーが2つのSCAN VIPとSCANリスナーをホストします。SCANリスナーでは、Oracle XML Database (XDB)と通信するためのHTTPプロトコルもサポートされます。
関連項目:
SCANリスナーの詳細は、『Oracle Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド』を参照してください。
親トピック: SCANの理解