リーフ・ノードでのOracle Databaseインスタンスの実行

リーフ・ノードでOracle Databaseインスタンスを準備、作成および実行するには、この手順を実行します。

リーフ・ノードを使用して、読取り専用モードで実行されるOracle RACデータベース・インスタンスをホスティングできます。これらのノードは、リーダー・ノードと呼ばれます。データがそのリーフ・ノードにキャッシュされるように大量のメモリーを持つノードをプロビジョニングすることで、パラレル問合せ操作のためにこれらのノードを最適化できます。
  1. 次のようにノードを準備します。
    1. リーフ・ノードをストレージに接続します(まだ接続されていない場合)。
      リーフ・ノードでデータベース・インスタンスを実行するには、リーフ・ノードからストレージに直接アクセスできる必要があります。
    2. 必要なすべてのノードと1つ以上のハブ・ノードにOracle Databaseホームをインストールします。Oracle RACのインストール手順については、Oracle Universal Installerを使用したOracle RACのインストールを参照してください
      リーフ・ノードでデータベース・インスタンスを実行するには、他のノードと同じようにデータベース・ホームをインストールする必要があります。
    3. パブリック・ネットワークをリーフ・ノードに拡張します。
      srvctl modify network -netnum 1 -extendtoleaf YES
      srvctl add vip -node leaf_node -netnum 1 -address
      leaf_node_vip
      srvctl start vip -node leaf_node
      srvctl modify listener -extendtoleaf YES

      クラスタにグリッド・ネーミング・サービス(GNS)およびDynamic Host Configuration Protocol (DHCP)を使用する場合、前述のコマンドのかわりに次のコマンドを実行します。

      srvctl modify network -netnum 1 -extendtoleaf YES
      srvctl start nodeapps
      
    4. リーフ・ノードがOracle RACリーダー・ノードであるかどうかを確認します。
      crsctl get cluster type
  2. Oracle Database Configuration Assistant (DBCA)を使用して、ポリシー管理型Oracle RACデータベースを作成します。
    Oracle RACリーダー・ノードおよび大規模パラレル問合せのOracle RACの場合は、ポリシー管理型データベースが必要です。管理者管理型データベースをリーフ・ノードに拡張することはできません。
    1. 大規模パラレル問合せのRACの場合は、データベースとともに新しいサーバー・プールを作成します。パラレル問合せサーバー・プールは必ず1つ作成してください。
    2. Oracle RACリーダー・ノードの場合は、ハブ・ノードにデータベースを作成します。リーフ・ノードへのデータベース・インスタンスの追加は動的なものであり、コマンドラインで管理されます。
  3. Oracle RACリーダー・ノードの場合は、add serviceコマンドを使用してリーダー・ファーム・サーバー・プールRF1POOLをシステムに追加します。
    srvctl add srvpool -serverpool RF1POOL -category LEAF
    srvctl add service -database rfdb -service RFWL -rfpool RF1POOL
    srvctl start service -database rfdb -service RFWL
    srvctl status service -d rfdb
  4. データベースへの接続:
    sqlplus 
    CONNECT system/mypassword@mydbserver.mydomain.com

    大規模パラレル問合せのOracle RACでリーフ・ノードを使用する場合は、リーフ・ノード・インスタンスに直接接続できません。