3.2 Database Configuration Assistantについて
Oracle RACデータベース作成用にOracle Database Configuration Assistant (DBCA)で提供されている機能について説明します。
DBCAによって、ポリシー管理データベースと管理者管理データベースの両方を作成できます。DBCAを使用すると、データベースの作成時にサイト固有の表領域を作成することもできます。DBCAテンプレートとは異なるデータ・ファイル要件がある場合は、DBCAによってデータベースを作成し、後でデータ・ファイルを変更します。また、データベースの作成時に、ユーザー定義のスクリプトを実行することもできます。
また、DBCAは、クラスタ管理ツールなど、Oracleの様々な高可用性機能を使用できるOracle RAC環境を構成します。DBCAは、定義した構成のサポートに必要なすべてのデータベース・インスタンスも起動します。
DBCAを使用すると、Oracle提供のテンプレート、またはユーザーが作成したテンプレートからデータベースを作成できます。このテンプレートには、特定のタイプのワークロードに最適化された設定が含まれています。
次の2つのタイプのワークロードのテンプレートが提供されています。
-
汎用またはトランザクション処理
-
データ・ウェアハウス
より複雑な環境では、「カスタム・データベース」オプションを選択できます。このオプションはテンプレートを使用しないため、より広範囲なインタビューが行われます。これによって、データベースを作成する時間が長くなります。
「詳細表示」をクリックして、各タイプのデータベースの構成を確認します。データベースがサポートするワークロードのタイプに応じて適したテンプレートを選択します。どちらを選択するか不明な場合は、デフォルトの「汎用またはトランザクション処理」テンプレートを選択します。