6.12.4.1 Oracle RACデータベースのローカル・リスナー
ローカル・リスナー(デフォルトのリスナー)は、Oracle Grid Infrastructureのインストール時にGridホームに配置されます。
listener.ora
ファイルは、Grid_home\network\admin
ディレクトリにあります。必要な場合は、Gridホーム・リスナーのlistener.ora
ファイルを編集して、ノード・リスナーとSCANリスナー用のリスナー・パラメータを定義できます。リスナー・エージェントが自動的に管理するので、エンドポイントは変更しないでください。
Oracle Databaseの作成時、LOCAL_LISTENER
パラメータは、データベースのローカル・リスナーを指すように自動的に構成されます。LOCAL_LISTENER
には手動で値を設定できます。LOCAL_LISTENER
パラメータの値を変更すると、データベース・エージェント・プロセスはこの値を自動更新しません。このパラメータは設定せずに、データベース・エージェント・プロセスで自動的にメンテナンスできるようにすることをお薦めします。LOCAL_LISTENER
を設定しなければ、リスナーのポートまたはIPアドレスが変更された場合でも、Gridホームのローカル・リスナーとデータベースの関連付けは自動的に更新されます。
関連項目:
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tnsnames.ora
ファイルで定義されるリスナーの関連付けの詳細は、ネット・サービス名およびtnsnames.oraファイルを参照してください。 -
listener.ora
ファイルの詳細は、『Oracle Database Net Servicesリファレンス』を参照してください。 -
ローカル・リスナーによる情報の登録の詳細は、Oracle Database Net Services管理者ガイドを参照してください。
親トピック: リスナー構成およびlistener.oraファイル