補助インスタンスの起動

作成した初期化パラメータ・ファイルは、補助インスタンスの起動に使用されます。

RMANは、複製の一環として補助インスタンスを停止して再起動します。このため、補助インスタンス用にサーバー側の初期化パラメータ・ファイルをデフォルトの場所に作成することをお薦めします。サーバー側の初期化パラメータ・ファイルがデフォルトの場所にない場合は、DUPLICATEコマンドのPFILEパラメータに、クライアント側の初期化パラメータ・ファイルを指定する必要があります。

注意:

補助インスタンスに制御ファイルがないため、このインスタンスはNOMOUNTモードでのみ起動できます。制御ファイルの作成、補助インスタンスのマウントまたはオープンは実行しないでください。

補助インスタンスを起動する手順

  1. RMANを起動します。
    % rman
  2. SYSDBA権限またはSYSBACKUP権限を持つユーザーとして、補助インスタンスに接続します。次の例では、パスワード・ファイル認証を使用して、補助インスタンスに接続します。
    RMAN> CONNECT SYS@dupdb AS SYSDBA;
    次の例では、オペレーティング・システム認証を使用して、SYSBACKUP権限で補助インスタンスに接続します。
    RMAN> CONNECT / AS SYSBACKUP;
  3. 補助インスタンスをNOMOUNTモードで起動します。
    RMAN > STARTUP FORCE NOMOUNT;