手動、コマンドラインでOracle Databaseをアップグレードする方法
手動アップグレードでは、アップグレード・プロセスに対してよりきめ細やかな制御が可能です。
手動アップグレードでは、コマンドラインからSQLスクリプトおよびユーティリティを実行して、データベースを新しいOracle Databaseリリースへアップグレードします。
アップグレードの前に
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アップグレード前情報ツールを使用して、データベースを分析します。
アップグレード前情報ツールは、Oracle Databaseに付属するJava JARファイルです。ツールを起動すると自己解凍し、SQLスクリプトが実行されます。
アップグレード前情報ツールでは、データベースで発生する可能性のあるアップグレードの問題に関する警告が表示され、一部の問題に対処するために使用する修正スクリプトも生成されます。また、新しいリリースのOracle Databaseで必要な初期化パラメータの情報も表示されます。
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新しいOracleホームを準備します。
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データベースのバックアップを実行します。
アップグレードするOracle Databaseのリリースによっては、さらにアップグレード前のステップを実行する必要がある場合もあります。こうしたステップにはアップグレードのパラメータ・ファイルの調整、サポート対象外となった初期化パラメータの削除、アップグレードで問題の原因となる可能性のある初期化パラメータの調整などがあります。
親トピック: Oracle Databaseのアップグレードの準備