マルチテナント・コンテナ・データベースのパラレル・アップグレード
この方法を使用して、1回のアップグレード操作でCDB$ROOT、PDB$SEED、およびCDB内のすべてのPDBをアップグレードします。
これはアップグレードの直接的な手順であり、メンテナンスが簡単になるため、停止時間をスケジュールできる場合はこのアプローチを使用することをお薦めします。この手順を使用すると、サーバーの使用可能なプロセッサ(CPU)に応じてマルチテナント・アーキテクチャ・コンテナ・データベースのすべてのPDBがパラレルにアップグレードされます。 
               
               注意:
パラレル・アップグレード方式を使用してコンテナ全体をアップグレードする場合は、すべてのPDBを停止する必要があります。すべてのPDBを停止できるように、アップグレードはスケジュールされたアップグレード期間に実行します。
注意:
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                           構成の変更を開始する前に、既存のデータベースのバックアップを必ず作成してください。 
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                           COMPATIBLE初期化パラメータを12.1.0.2に設定した後は、データベースをダウングレードできません。プラガブル・データベース(PDB)のダウングレードは、互換性が12.1.0.1以上に設定されている場合にのみ可能です。それでもさらもダウングレードが制限される可能性があります。 
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                           アップグレードを開始する前には、ソース・データベースとターゲット・データベースを最新のバンドル・パッチまたはパッチ・セット更新(BPまたはPSU)にアップグレードし、ダウングレードを開始する前には、ソース・データベースとターゲット・データベースを最新のリリース更新にアップグレードすることをお薦めします。 
親トピック: マルチテナント・アーキテクチャのパラレル・アップグレード