Oracle Databaseのアップグレード後の推奨作業およびベスト・プラクティス
Oracle Databaseを更新する場合、これらの適切なプラクティス・ガイドラインを完了することをお薦めします。これらのプラクティスは、手動とDBUAの両方のアップグレードにお薦めです。
- データベースのバックアップ
本番データベースの全体バックアップを実行します。 - 非CDBでのpostupgrade_fixups.sqlスクリプトの実行シナリオ
非CDBデータベースに対してpostupgrade_fixups.sql
スクリプトを使用する方法を理解するためには、この手順を確認します。 - アップグレード後のディクショナリ統計の収集
アップグレードを完了した後に高いパフォーマンスを保証するためには、この手順を使用してディクショナリ統計を収集します。 - DBMS_STATSを使用した固定オブジェクトの統計の再収集
アップグレードの後に、または他のデータベース構成の変更後に、Oracle Databaseに対して代表的なワークロードを実行してから固定オブジェクトの統計を再収集することをお薦めします。 - パスワードのリセットによる大/小文字区別の強制
アップグレードしたデータベースで、デフォルト・ユーザー・アカウントおよびユーザー・アカウントの大/小文字区別のあるパスワードを使用してセキュリティを強化します。 - 新機能の適宜追加
データベース・アップグレード計画の一環として新機能を確認します。 - 必要な新しい管理手順の作成
スクリプトおよびプロシージャの再確認を計画し、必要に応じて変更します。 - 表領域アラートのしきい値の設定
アップグレード後、Oracle Database 18cの表領域アラートのしきい値はNULLに設定され、アラートは無効化されます。 - ロールバック・セグメントから自動UNDOモードへの移行
データベース・リリースがOracle Database 11gより前の場合は、ロールバック・セグメント(手動UNDO管理)を使用してアップグレードしているデータベースを自動UNDO管理に移行する必要があります。 - Oracle Data Guard Brokerの構成
InitialConnectIdentifierはDGConnectIdentifierに置き換えられたため、Oracle Database 10gからのアップグレードに影響します。 - LONGデータ型からLOBデータ型への表の移行
ALTER TABLE
文を使用して、LONG
データ型の列をCLOB
に、LONG RAW
データ型の列をBLOB
に変更できます。 - 再構築対象のOracle Text索引の識別
新しいOracle Databaseリリースへのアップグレード後にトークン表の再構築が推奨されるOracle Text索引の識別に役立つスクリプトを実行できます。 - アップグレードした本番Oracle Databaseのテストの概要
アプリケーションが期待どおり動作することを確認するため、テスト・データベースに実行したテストを本番データベースに対して繰り返します。
親トピック: Oracle Databaseのアップグレード後の作業