単純な問合せの作成

SELECTキーワードの後、FROM句の前にある式のリストを、SELECT構文のリストといいます。SELECT構文のリストに、1つ以上の表、ビューおよびマテリアライズド・ビューからOracle Databaseが戻す行に含まれる1つ以上の列を指定します。SELECT構文のリストの要素によって、列のデータ型、長さおよび数が決定されます。

複数の表に同じ名前の列がある場合、表の名前でその列名を修飾する必要があります。それ以外の場合は、完全に修飾した列名はオプションとなります。ただし、明示的に表および列の参照を修飾することをお薦めします。表および列名を完全に修飾することで、Oracleの作業が少なくなります。

列の別名c_aliasを使用して、SELECT構文のリストの直前の式にラベルを付けると、列が新しい見出し付きで表示されます。別名によって、問合せ中にSELECT構文のリストの項目名を効果的に変更できます。別名はORDER BY句の中で使用できますが、問合せ内のその他の句には使用できません。

Oracle Databaseのオプティマイザに指示(ヒント)を与えるために、SELECT文中でコメントを使用できます。オプティマイザは、これらのヒントを使用して文の実行計画を選択します。ヒントの詳細は、「ヒント」を参照してください。