12.27 HOST

構文

HO[ST] [command]

commandは、オペレーティング・システム・コマンドを表します。

SQL*Plusを終了せずに、オペレーティング・システム・コマンドを実行します。

オペレーティング・システムのプロンプトを表示するには、commandを指定しないでHOSTのみを入力します。そのプロンプトでは、複数のオペレーティング・システム・コマンドを入力できます。SQL*Plusに戻る方法については、ご使用のオペレーティング・システムのプラットフォーム固有のOracleマニュアルを参照してください。

ノート:

HOSTコマンドを使用してSQL*Plusセッションから入力したオペレーティング・システムのコマンドは、現行のSQL*Plusセッションに影響を与えません。たとえば、オペレーティング・システムの環境変数を設定しても、影響を受けるのは引き続き起動するSQL*Plusセッションのみです。

HOSTを使用禁止にできます。HOSTを使用禁止にする方法の詳細は、「 SQL*Plusのセキュリティ」を参照してください。

使用方法

一部のオペレーティング・システムでは、HOSTのかわりに$(Windows)、!(UNIX)などの文字が使用可能で、HOSTコマンドにアクセスできない場合があります。詳細は、ご使用のオペレーティング・システムのプラットフォーム固有のOracleのマニュアルを参照するか、またはDBAに問い合せてください。

一部のプラットフォームでは、オペレーティング・システムによって異なるHOSTの戻り値によって_RC置換変数が作成されます。この置換変数は移植不可能なため、スクリプトで_RC置換変数を使用しないことをお薦めします。

SQL*Plusは、HOSTコマンドを実行する前にSQLTERMINATOR(デフォルトではセミコロン)を削除します。これに対処するには、SQLTERMINATORをもう1つ追加します。詳細は、SET SQLT[ERMINATOR] {; | c | ON | OFF}を参照してください。

UNIXオペレーティング・システムのコマンドls *.sqlを実行するには、次のように入力します。

HOST ls *.sql

Windowsオペレーティング・システムのコマンドdir *.sqlを実行するには、次のように入力します。

HOST dir *.sql