Oracle Databaseファイルのファイル・システムまたは論理ボリュームの記憶域に関するガイドライン
ファイル・システムにOracle Databaseファイルを格納する場合は、次のガイドラインを使用してファイルの格納場所を決定します。
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Oracle Universal Installerにより提示されるデータベース・ファイル・ディレクトリのデフォルト・パスは、Oracleベース・ディレクトリのサブディレクトリです。
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データベース・ファイルの格納には、単一のファイル・システムまたは複数のファイル・システムのどちらでも選択できます。
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単一のファイル・システムを使用する場合は、データベース専用の物理デバイス上でファイル・システムを選択してください。
最適のパフォーマンスと信頼性を得るには、複数の物理デバイス上でRAIDデバイスまたは論理ボリュームを選択して、Stripe-And-Mirror-Everything (SAME)ストレージ・ポリシーを実装します。
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複数のファイル・システムを使用する場合は、データベース専用の個別物理デバイス上でファイル・システムを選択します。
この方法を使用すると、様々なデバイスに物理入出力操作を分散させ、個別の制御ファイルを作成して信頼性を高めることができます。また、Oracle Optimal Flexible Architecture(OFA)のガイドラインを完全に実装できます。
Advanced
データベース作成オプションを選択して、このメソッドを実装します。
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インストール時に事前構成済データベースを作成する場合は、選択するファイル・システム(複数も可)に2GB以上の空きディスク領域が必要です。
本番データベースの場合は、データベースの用途に応じて必要なディスク領域の量を見積もる必要があります。
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最適なパフォーマンスを得るには、データベース専用の物理デバイス上にあるファイル・システムを選択する必要があります。
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Oracle Databaseインストールを実行するOracleユーザーには、指定したパスにファイルを作成するための書込み権限が必要です。