Oracle Databaseのリリース番号について

Oracle Databaseリリースは、リリース情報を示す5つの数値セグメントによって分類されます。

Oracle Databaseリリースは、versionリリースおよびversion_fullリリースとしてリリースされます。バージョンは、major release numeral.0.0.0.0の形式で指定されます。リリース・バージョンは、データベース・ソフトウェアのリリース年指定です。たとえば、リリース年が2018年である場合、リリース・バージョンは18.0.0.0.0になります。version_fullリリースは、ソフトウェアのリリース年指定、四半期リリース更新バージョン(RU)および四半期リリース更新リビジョン(RUR)に基づいて変更される数値セグメントを使用して更新されます。

Oracle Database version_fullリリースは、ピリオドで区分された3つの数値セグメントによって分類されます。Oracle Databaseリリース18c以上では、1番目、2番目および3番目の数字はOracle Databaseリリースに関する情報を示します。

  • 1番目の数字: Oracle Databaseのメジャー・リリース番号。たとえば、Oracle Database 18c、Oracle Database 12cなどです。Oracle Database 18c以上では、1番目の数字はOracle Databaseの初期リリース年を示します。たとえば、2018はOracle Database 18c (18.0.0.0.0)の初期リリース年です

  • 2番目の数字: Oracle Database 18c以降のリリースの場合は、Oracle Databaseのリリース更新(Update)。たとえば、18.3はリリース更新3です。Oracle Database 18cより前のリリースでは、2番目の数字はメンテナンス・リリース番号を示します。たとえば、Oracle Database 12cリリース1 (12.1)、Oracle 12cリリース2などです

    (12.2).
  • 3番目の数字: Oracle Databaseリリース更新リビジョン(Revision)。例: 18.1.1.; 18.2.1, 18.3.0

  • 4番目の数字: Oracle Databaseの増分バージョン。この表記は将来のリリースの更新に適用され、18cより前のすべてのリリースに当てはまります。たとえば、12.1.0.1、12.2.0.1などです。

  • 5番目の数字: この数字は将来使用するために予約されています。

注意:

ソース・データベースとターゲット・データベースに最新のリリース更新(Update)やバンドル・パッチ、パッチ・セットの更新を適用してから、アップグレードやダウングレードを開始することをお薦めします。

次の図に、リリース番号の各部分と、それぞれの数字が表す内容を示します。

図1-2 Oracle Databaseのリリース番号の例

図1-2の説明が続きます。
「図1-2 Oracle Databaseのリリース番号の例」の説明