Oracle Big Data Connectorsリリース4 (4.6)の『Oracle Big Data Connectorsユーザーズ・ガイド』の変更点は次のとおりです。
次の表に、Oracle Big Data Connectors 4.6とともにインストールされるソフトウェアのバージョンを示します。
コネクタ | バージョン |
---|---|
Oracle SQL Connector for HDFS |
3.6.0 |
Oracle Loader for Hadoop |
3.7.0 |
Oracle Shell for Hadoop Loaders |
1.1 |
Oracle XQuery for Hadoop |
4.5.0 |
Oracle R Advanced Analytics for Hadoopの説明は次のとおりです。 |
2.6.0 |
Oracle Data Integrator |
12.2.1.1 |
新機能および拡張機能
Oracle Datasource for Apache Hadoop (旧称Oracle Table Access for Apache Hadoop)
Oracle Datasource for Apache Hadoop (OD4H)がOracle Big Data Connectorsスイートの一部となり、追加費用なしでライセンス供与されるようになりました。
OD4Hでは、Oracle Database表がHadoopデータ・ソース(外部表など)に変換されるため、HiveQL/SparkSQLの問合せを直接、一貫して行えるほか、Hadoop APIに直接アクセスできます。
OD4Hは、述語および予測のプッシュダウンならびにパーティション・プルーニングを使用して、問合せ実行計画を最適化します。Oracle Database表へのアクセスは、スマートかつセキュアな接続(Kerberos、SSL、Oracle Wallet)を使用してパラレルに実行され、Hadoop (最大同時タスクなど)とOracle DBA(最大プール・サイズなど)の両方によって管理されます。
Oracle Shell for Hadoop Loaders 1.1
Oracle Shell for Hadoop Loaders (OHSH)は最近、Oracle Big Data Data Connectors 4.5に採用されました。OHSHは、データ移行のための直感的なコマンドライン・ツールです。Hive、HDFSまたはOracle Databaseに接続するリソースを設定し、OHSHの統一インタフェースからこれらのデータ・ソースにアクセスできます。Copy to Hadoopユーザーは、OTNからOHSHをダウンロードできます。
このリリースでの変更点:
対話型のコマンド履歴がOHSHセッション全体で維持されるようになりました。
テキスト・ファイルへのOHSH出力のスプーリングに対するサポート。デフォルトのスプール・ファイルは、OHSHが起動されるディレクトリにあるohshspool.txt
です。スプーリングは、有効または無効にできるほか、次のようにユーザー指定のファイルに振り向けることもできます。
ohsh> spool on ohsh> spool off ohsh> set spool <filename>
新しいHive CLI。BeelineがHiveリソースのCLIになりました。Hiveリソースを作成する構文は次のようになります。
ohsh> create hive resource <resource_id> connectionurl=<DQString>
この場合、bin/ohsh
のHIVE0_URL
変数を指定すると、コマンドによりhive0
リソースが作成されます。