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ワークフロールールおよびワークフローアクションの失敗について

ワークフロールールまたはワークフロールールアクションが失敗したときの動作は、次によって異なります。

  • ワークフロールールがイベント前ルール、イベント後ルールまたはスケジュール済みイベントのいずれかであるか。これはワークフロールールのトリガーイベントによって決まります。トリガーイベントの詳細は、「ワークフロールールについて」を参照してください。
  • ワークフロールールまたはアクションの失敗の原因となるエラーのタイプ。

ワークフロールールまたはワークフローアクションの失敗の原因となる可能性があるエラーの例を次に示します。

  • ワークフロールール条件またはワークフローアクションの式の構文エラー。ワークフロールールまたはアクションの作成時に、式ビルダーで見つからない構文エラーがあります。
  • ワークフロールール条件またはワークフローアクションの式のセマンティックエラー。発生する可能性があるセマンティックエラーの例を次に示します。
    • ワークフロールールまたはワークフローアクションの作成後にフィールドの統合タグが変更されたため、式のフィールドはOracle CRM On Demandで識別できません。
    • 式のピックリストフィールドに対して無効な値が指定されています。

イベント後のワークフロールールおよびワークフローアクションの失敗

次の表では、イベント後ワークフロールールおよびそのルールのワークフローアクションで発生するエラーの結果について説明します。

エラーのタイプ

結果

[ワークフローエラーモニター]での報告内容

ワークフロールール条件の構文エラー

  • ワークフロールールのアクションは実行されません。
  • 失敗は[ワークフローエラーモニター]で報告されます。
  • 同じレコードタイプおよびトリガーイベントに設定されたワークフロールールはトリガーされません。
  • ワークフロールールをトリガーした操作は、ルールの失敗の影響を受けません。

エラーが見つかったワークフロールールの詳細と、そのエラーの詳細。

ワークフローアクションの構文エラー

  • ワークフローアクションが失敗します。
  • 失敗は[ワークフローエラーモニター]で報告されます。
  • ワークフロールールに他のアクションが存在する場合、それらのアクションが実行されます。
  • 同じレコードタイプおよびトリガーイベントに他のワークフロールールが存在する場合、それらのルールがトリガーされ、ルールのアクションが実行されます。
  • ワークフロールールをトリガーした操作は、ワークフローアクションの失敗の影響を受けません。

エラーが見つかったワークフローアクションの詳細と、そのエラーの詳細。

ワークフロールール条件のセマンティックエラー

  • ワークフロールールのアクションは実行されません。
  • 失敗は[ワークフローエラーモニター]で報告されます。
  • 同じレコードタイプおよびトリガーイベントに他のワークフロールールが存在する場合、それらのルールがトリガーされ、ルールのアクションが実行されます。
  • ワークフロールールをトリガーした操作は、ルールの失敗の影響を受けません。

エラーが見つかったワークフロールールの詳細と、そのエラーの詳細。

ワークフローアクションのセマンティックエラー

  • ワークフローアクションが失敗します。
  • 失敗は[ワークフローエラーモニター]で報告されます。
  • ワークフロールールに他のアクションが存在する場合、それらのアクションが実行されます。
  • 同じレコードタイプおよびトリガーイベントに他のワークフロールールが存在する場合、それらのルールがトリガーされ、ルールのアクションが実行されます。
  • ワークフロールールをトリガーした操作は、ワークフローアクションの失敗の影響を受けません。

エラーが見つかったワークフローアクションの詳細と、そのエラーの詳細。

ワークフローアクションのその他のエラー

  • ワークフローアクションが失敗します。
  • 失敗は[ワークフローエラーモニター]で報告されます。
  • ワークフロールールに他のアクションが存在する場合、それらのアクションが実行されます。
  • 同じレコードタイプおよびトリガーイベントに他のワークフロールールが存在する場合、それらのルールがトリガーされ、ルールのアクションが実行されます。
  • ワークフロールールをトリガーした操作は、ワークフローアクションの失敗の影響を受けません。

失敗したワークフローアクションの詳細と、そのエラーの詳細。

イベント前のワークフロールールおよびワークフローアクションの失敗

次の表では、イベント前ワークフロールールおよびそのルールのワークフローアクションで発生するエラーの結果について説明します。

エラーのタイプ

結果

[ワークフローエラーモニター]での報告内容

ワークフロールール条件またはワークフローアクションの構文エラー

  • ワークフロールールのアクションは実行されません。
  • 失敗は[ワークフローエラーモニター]で報告されます。
  • 同じレコードタイプおよびトリガーイベントに設定されたワークフロールールはトリガーされません。
  • ワークフロールールをトリガーした操作は、ルールの失敗の影響を受けません。

発生した最初の構文エラーが含まれるワークフロールールまたはワークフローアクションの詳細と、そのエラーの詳細。

ワークフロールール条件のセマンティックエラー

  • ワークフロールールのアクションは実行されません。
  • 失敗は[ワークフローエラーモニター]で報告されます。
  • ルールが削除操作によってトリガーされた場合、そのレコードが削除されます。
  • ルールが更新操作によってトリガーされた場合、[保存取消]チェックボックスがワークフロールールで選択されていなければ、更新されたレコードが保存されます。

    [保存取消]チェックボックスをワークフロールールで選択した場合、ワークフロールールをトリガーした更新操作は、ルールの条件が満たされず更新操作を取り消した場合と同様に取り消されます。更新操作がワークフローの[保存取消]機能で取り消された場合の動作の詳細は、「ワークフロー保存操作の取り消し」を参照してください。

エラーが見つかったワークフロールールの詳細と、そのエラーの詳細。

ワークフローアクションのセマンティックエラー

  • ワークフロールールの[値を更新]アクションまたは[統合イベントの作成]アクションがすでに実行されていた場合、それらのアクションはロールバックされます。ワークフロールールの残りのアクションは実行されません。

    注: [タスクを作成]アクションまたは[メール送信]アクションがすでに実行されていた場合、それらのアクションはロールバックされません。

  • ワークフロールールをトリガーしたアクションを実行したユーザーにエラーが報告されます。ワークフロールールがWebサービスによってトリガーされた場合は、ワークフローアクションの失敗がそのWebサービスに対する応答で報告されます。
  • ルールをトリガーした操作がブロックされます。

なし

ワークフローアクションのその他のエラー

  • ワークフロールールの残りのアクションは実行されません。
  • ワークフロールールをトリガーしたアクションを実行したユーザーにエラーが報告されます。ワークフロールールがWebサービスによってトリガーされた場合は、ワークフローアクションの失敗がそのWebサービスに対する応答で報告されます。
  • ルールをトリガーした操作がブロックされます。

なし

スケジュール済みイベントおよびワークフローアクションの失敗

次の表では、[分析]以外のレコードタイプのスケジュール済みイベントおよびそのスケジュール済みイベントのワークフローアクションで発生するエラーの結果について説明します。

エラーのタイプ

結果

[ワークフローエラーモニター]での報告内容

ワークフローアクションの構文エラー

  • リスト内の各レコードでワークフローアクションが失敗します。
  • 失敗ごとにインスタンスが[ワークフローエラーモニター]で報告されます。
  • スケジュール済みイベントに他のアクションが存在する場合、それらのアクションが実行されます。
  • ワークフローアクションが失敗しても、次にスケジュール済みのイベントの実行のために保留インスタンスは生成されます。

発生した構文エラーが含まれるワークフローアクションの詳細と、そのエラーの詳細。

ワークフローアクションのセマンティックエラー

  • リスト内の各レコードでワークフローアクションが失敗します。
  • 失敗ごとにインスタンスが[ワークフローエラーモニター]で報告されます。
  • スケジュール済みイベントに他のアクションが存在する場合、それらのアクションが実行されます。
  • ワークフローアクションが失敗しても、次にスケジュール済みのイベントの実行のために保留インスタンスは生成されます。

エラーが見つかったワークフローアクションの詳細と、そのエラーの詳細。

スケジュール済みイベントに指定されたリストに返されたレコード数が許容最大数を超過。

  • リスト内のすべてのレコードについて、スケジュール済みイベントのアクションは実行されません。
  • 失敗は[ワークフローエラーモニター]で報告されます。単一のインスタンスが報告されます。
  • 失敗しても、次にスケジュール済みのイベントの実行のために保留インスタンスは生成されます。

失敗したスケジュール済みイベントの詳細と、そのエラーの詳細。

スケジュール済みイベントを有効にしたユーザーが、スケジュール済みイベントに指定したリストにアクセスできない。

  • リスト内のすべてのレコードについて、スケジュール済みイベントのアクションは実行されません。
  • 失敗は[ワークフローエラーモニター]で報告されます。単一のインスタンスが報告されます。
  • 失敗しても、次にスケジュール済みのイベントの実行のために保留インスタンスは生成されます。

失敗したスケジュール済みイベントの詳細と、そのエラーの詳細。

ワークフローアクションのその他のエラー

  • リスト内の各レコードでワークフローアクションが失敗します。
  • 失敗ごとにインスタンスが[ワークフローエラーモニター]で報告されます。
  • スケジュール済みイベントに他のアクションが存在する場合、それらのアクションが実行されます。
  • ワークフローアクションが失敗しても、次にスケジュール済みのイベントの実行のために保留インスタンスは生成されます。

失敗したワークフローアクションの詳細と、そのエラーの詳細。

注: スケジュール済みイベントのインスタンスが失敗した後、次にスケジュール済みのイベントの実行のために別のインスタンスが生成されます。失敗したインスタンスは再送信できません。

分析レコードタイプのスケジュール済みイベントおよびワークフローアクションの失敗

次の表では、[分析]レコードタイプのスケジュール済みイベントおよびそのスケジュール済みイベントのワークフローアクションに対して発生する可能性のあるエラーの結果について説明します。表にリストされているすべての状況で、1人以上のユーザーのワークフローアクションが失敗しても、次にスケジュール済みのイベントの実行のために保留インスタンスは生成されます。

エラーのタイプ

結果

[ワークフローエラーモニター]での報告内容

ワークフローアクションの構文エラー

  • スケジュール済みイベントのユーザーリストの各ユーザーに対して、ワークフローアクションが失敗し、電子メールはユーザーに送信されません。
  • 失敗ごとにインスタンスが[ワークフローエラーモニター]で報告されます。
  • スケジュール済みイベントに他のアクションが存在する場合、それらのアクションが実行されます。

発生した構文エラーが含まれるワークフローアクションの詳細と、そのエラーの詳細。

ワークフローアクションのセマンティックエラー

  • スケジュール済みイベントのユーザーリストの各ユーザーに対して、ワークフローアクションが失敗し、電子メールはユーザーに送信されません。
  • 失敗ごとにインスタンスが[ワークフローエラーモニター]で報告されます。
  • スケジュール済みイベントに他のアクションが存在する場合、それらのアクションが実行されます。

エラーが見つかったワークフローアクションの詳細と、そのエラーの詳細。

Oracle CRM On Demandがユーザーに代わってアクションの実行を試みたとき、次の1つ以上の問題が発生します。

  • ETL(抽出、変換、ロード)が実行中です。
  • Analytics Serverがダウンしています。
  • 1つ以上のレポートサービス割当が超過するか、企業のファイル割当に達しています。
  • ワークフローアクションが失敗します。
  • ユーザーに対して残りのイベントのアクションが実行されず、リストに残っているユーザーに対してアクションが実行されません。
  • 問題が発生する前にユーザーに対してイベントインスタンスのアクションが正常に実行された場合、そのユーザーに電子メールで結果が送信されます。
  • 失敗について、インスタンスが[ワークフローエラーモニター]で報告されます。

失敗したワークフローアクションの詳細と、そのエラーの詳細。

Oracle CRM On Demandがユーザーに代わってアクションの実行を試みたとき、次の1つ以上の問題が見つかります。

  • ユーザーの役割に[V3 分析へのアクセス]権限がありません。
  • ユーザーが無効です。
  • Oracle CRM On Demandがユーザーに代わってAnalytics Serverにサインインできません。
  • ユーザーに対してイベントのワークフローアクションが実行されません。
  • 失敗しても、スケジュール済みイベントのユーザーリストにある他のユーザーに対してアクションは実行されます。
  • 失敗について、インスタンスが[ワークフローエラーモニター]で報告されます。

失敗したワークフローアクションの詳細と、そのエラーの詳細。

Oracle CRM On Demandがユーザーに代わってワークフローアクションの実行を試みたとき、次の1つ以上の問題が見つかります。

  • アクションで選択された分析オブジェクトが使用できなくなっています。
  • アクションで選択された分析オブジェクトは分析であり、その分析は実行に失敗しました。

    注: アクションでダッシュボードまたはダッシュボードページが選択され、ダッシュボードまたはダッシュボードページの分析の実行が失敗した場合、このことはワークフローアクションの失敗の原因にはなりません。

  • アクションによって生成されたファイルは、許容される最大サイズの20 MBを超えています。
  • ユーザーが分析オブジェクトにアクセスできません。
  • ユーザーに対してワークフローアクションが失敗します。
  • スケジュール済みイベントに他のアクションが存在する場合、それらのアクションがユーザーに対して実行されます。
  • 失敗について、インスタンスが[ワークフローエラーモニター]で報告されます。

失敗したワークフローアクションの詳細と、そのエラーの詳細。


公開日 2019 年 3 月 Copyright © 2005, 2019, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.