この項では、Oracle SQL Developerリリース4.0でサポートされているTimesTenの新機能について説明します。一部の機能は、TimesTenリリース11.2.2.5以上のみでサポートされています。TimesTenリリース11.2.2.5以上でのみサポートされている機能は、そのように記述しています。
TimesTenデータベースに接続するために名前付き接続を作成する場合、「ユーザー指定」接続タイプは、「詳細」と呼びます。
「データベース接続の作成/選択」ダイアログで、「自動コミット」オプションを直接設定できます。この新規の自動コミットオプションは、接続レベルに設定されます。前のリリースでは、自動コミット・オプションは実行インスタンス・レベルに設定されていました。
TimesTenリリース11.2.2.5以上でサポートされている機能:
ttStats
スナップショットを取得して、2つのスナップショットを比較したttStats
レポートを生成できます。ttStats
スナップショットは、パフォーマンス・メトリックの収集です。TimesTenによって、TimesTenシステム表、システム・ビューおよび組込みプロシージャからパフォーマンス・メトリックが収集されます。詳細は、「TimesTenパフォーマンス・メトリックの使用」を参照してください。
新しい事前定義されたパフォーマンス・レポートがあります。パフォーマンス・レポートは、TimesTenデータベースの統計情報および統計スナップショットを示すレポートです。これらのレポートは、「TimesTenレポート」の「パフォーマンス」カテゴリで使用可能です。詳細は、「パフォーマンス」を参照してください。
TimesTenリリース11.2.2.4以上でサポートされている機能:
SQL Developerでは、TimesTen索引アドバイザをサポートしており、SQLワークロードを評価して索引を推奨します。TimesTen索引アドバイザの推奨する索引によって、次のパフォーマンスを向上させることができます: 結合、単独表スキャンおよびORDER BY
またはGROUP BY
の操作。詳細は、「TimesTen索引アドバイザの使用」を参照してください。
パラレル・スレッドを使用して、キャッシュ・グリッド、キャッシュ・グループまたはキャッシュ表を作成することなく、OracleデータベースからTimesTenデータベースにデータをロードできます。詳細は、「OracleデータベースからTimesTenデータベースへのデータのロード」を参照してください。
TimesTenリリース11.2.2以上でサポートされている機能:
LOBデータ型を定義および使用できます。これには、LOBデータ型の列の定義、LOBデータ型の列の追加、LOBデータ型の表示、およびPL/SQLエディタでのIN
、OUT
およびIN OUT
パラメータでのLOBデータ型の定義が含まれます。詳細は、「LOBデータ型の指定および表示」を参照してください。
表サイズ情報を計算できます。表サイズ情報の計算の詳細は、「表サイズ情報の計算」を参照してください。
表レポートの場合、「表サイズ」のレポートがあり、「列」レポートにはLOBデータ型が表示されます(該当する場合)。表レポートの詳細は、「表」を参照してください。
TimesTenリリース11.2.1.4.0以上でサポートされている機能:
列の定義時にINLINE
を指定できます。詳細は、「列へのINLINE属性の指定」を参照してください。
OUT
パラメータとしてREF CURSOR
を使用して、PL/SQLファンクション、プロシージャまたはパッケージをテストできます。詳細は、「OUTパラメータとしてのREF CURSORの使用」を参照してください。
表にデータをロードできます。詳細は、「表へのデータのロード」を参照してください。
キャッシュ・グループにレポートがあります。詳細は、「キャッシュ・グループ」を参照してください。