8 既知の問題と回避策

このリリースのコネクタに関連する問題と回避策は、次のとおりです。

8.1 IBM DB2のカスタム・スキーマ機能はサポートされていません

IBM DB2データベースにカスタム・スキーマを作成できます。現行ではコネクタはカスタム・スキーマをサポートしていないため、IBM DB2のカスタム・スキーマ属性を使用してDBATコネクタを生成できません。

カスタム・スキーマ属性を使用して、表(たとえば、VCDOG44B_SECR_SRC)を作成してDBATConfiguration.groovyファイルを構成し、DBATジェネレータを実行すると、次のエラーが発生します。

"FINE DatabaseTableConfiguration: Get for a key MSG_INVALID_TABLE_NAME connector message Invalid table name (TABLE_NAME).FINE SchemaApiOp: Exception: java.lang.IndexOutOfBoundsException: Invalid table name (TABLE_NAME)."

この問題の回避策として、デフォルトのスキーマまたはDBATConfiguration.groovyファイルで定義されたユーザー・スキーマを構成し、DBATジェネレータを実行する必要があります。

8.2 DBATConfiguration.groovyファイルがデータ・ソースとJNDIプロパティを使用して構成されている場合、CIビルドを生成できません

データ・ソースとJNDIプロパティで構成されたDBATConfiguration.groovyファイルを使用してCIビルドを生成中に、次のエラーが発生してビルド生成が失敗します。

java.lang.UnsupportedOperationException: Remote JDBC disabled

この問題の原因は、ビルド生成に必要なwlfulclient.jarがないことです。このJARファイルは、Oracle Identity Governance 12 c以降のリリースで非推奨になりました。現在、使用可能な代替JARファイルはありません。

8.3 コネクタ・サーバーを使用したコネクタ操作が失敗します

基本構成でコネクタ・サーバーを使用し、拡張構成でデータ・ソースとJNDIプロパティを構成して、Database Application Tablesコネクタを構成すると、コネクタ操作が次のエラーで失敗します。

java.lang.UnsupportedOperationException: Remote JDBC disabled

この問題の原因は、コネクタ・サーバーに配置する必要のあるwlfulclient.jarがないことです。このJARファイルは、Oracle Identity Governance 12 c以降のリリースから非推奨になりました。現在、使用可能な代替JARファイルはありません。ただし、データソースとJNDIプロパティのかわりにそれぞれのJDBC URLテンプレートを使用できます。